合奏練習がんばっています

2019年4月9日 / 最終更新日 : 2019年4月9日辻有里香

弦楽合奏教室行事

１　合奏譜読み終了

写真は、第一回公式練習の模様です。この日は、午後のみの練習でしたので、しょっぱなとしては、体慣らしに良かったですね。なにせ３年に一回なので、みんなどんな感じだったか忘れちゃいますよね。

合宿は毎年やっているので、ずっと何も行事がないとさすがにカンが鈍るかなと思い、昨年３月にワークショップをやりました。あれがなかったら、本当に３年に一回になっていましたよね。あれはやってよかったです。

今どういう状況かといいますと、「譜読みが終わった」程度です。入門者の人は、まだ弾けないところが一段飛ばしてある。などはあります。４の指のメソードの課題が終わったら、この一段やりましょうなど、人によって進み具合も違っています。

こういうときにバイオリンランドは便利ですね。ほぼ長い曲がないので、８小節ほどの曲もいっしょにやりながら、身につけてほしいフォームなども勉強できます。曲が長いともうそれどころじゃない感じになりがちです。

２　譜読みの次は？

「譜読み」は、一応リズムと指のおき方を勉強して、通してやっとこさ弾ける程度です。次の段階は、その曲でどんなことを表現したいのか、指揮者の先生の解釈や私も意見を出し合って、合奏団としての統一見解を説明するので、それに向けて勉強していきます。

第１回でもある程度その説明は終わっていますが、曲が多いので、第２回ですべての曲の説明が終わります。

第３回以降は、反射神経をつける。指揮棒に対応できたり、他のパートを聴いて自分がそれに反応するといったことに、主に時間を使います。

第３回一回だけで終わらないので、第４回までそういう練習をします。

第５回以降は会としてとおしていけるか、体力があるか、曲によって切り替えができるか集中力を鍛えていき、６回７回は打楽器とアンサンブルして仕上げという計画でいます。

当日のリハは逆順でやっていくので、一回だけ発表会の演奏順での通し稽古もします。とにかく、みんな毎曲ごとに、座る場所やパートが変わるので、当日の混乱ぶりはすごいです。笑）出演前に点呼が欠かせません。紅白歌合戦も真っ青な舞台裏ですよ。紅白歌合戦出たことないけど・・・。

３　メンバーは教室の生徒たち

生徒皆さんの貴重な時間をちょうだいするので、ただ楽しく好きな曲が合奏できました。終わり。という会にはしたくないなと思っています。なので、ひとりひとり、テンポキープができるかリズムボールをやったり、他のパートが入ると音程が揺らぐ人は、ソルフェージュの先生にも協力していただいて、コードのききとりや一緒に歌ったりのトレーニングをやってもらっています。

合奏に向いてない生徒さん、あまり興味がないという生徒さんもももちろんいらっしゃるので、全員が参加するわけではありませんが、指導者側としても、今は合奏はまだ無理だなと思われる生徒さんには、ご本人のためにも、はっきりお伝えしています。そうでないと、自分の弾けないレベルの曲を無理して演奏しても、苦労ばかりが多くなってしまいます。今回は、バイオリンランド１巻は終わって、２巻での途中で３の指まで勉強しているレベルとなっていて、そのパートも人数制限があるので、申し込みの早いもの順でということになりました。

以前他の教室で合奏がないので、合奏だけということでおいでいただいた生徒さんもいらしたのですが、弊教室で教えているボウイングとあまりにも違っていて、これは・・。やはり教室の名前を掲げて発表会をやるには、あまり無責任なこともできないので、ボウイングが違いすぎるのでとお断りしました。きっと今の教室も続けるとなると、御本人も混乱するでしょうし・・。

発表会はたくさんの生徒さんに出ていただいたほうが、経済的な部分ではとても助かるのですが（笑）やはり、在籍している音楽を追求したいと思っている生徒さんたちが、スムーズに勉強できる環境は大事だと思っていますし、その環境を整えるのも、私の仕事だと思っています。