北海道公演の練習中

2023年8月7日 / 最終更新日 : 2023年8月7日辻有里香

あんさんぶるえこー北海道修学旅行弦楽合奏

◯グループレッスン　２回

北海道公演近づいてきました！まだまだ先だと思っていたのに、なんだかあっという間ですね。

今回は、全員が行くわけではないので、みんなが自分が弾けそうなレベルのものには、全部のるということになっています。

当然、上級者でも全のりしてなかった人もいますので、練習は聴いてたけど、弾くのは初めて。という生徒さんも。

さすがに、ぶっつけ本番は可愛そうだなと思い、グループレッスンを少人数で２回開催します。一回目はすでに先日終わりました。２回目は１１日の祭日です。

久しぶりで、全部忘れ去ってたらどうしようと心配でしたが、するするっとみんな思い出していて、ああ、いい練習ができてたんだなと、我ながら感動しました。

教えてても、もちろん何も覚えてないってこともあるんですが、いい練習ができているときは、おぼえてるんですよね。ちょっとやると、ああ、あの感触ねって思い出してくれます。

何より嬉しかったのが、ずっとレッスンをしたり、一緒に練習したり時間を共有してきた生徒たちなので、ここはこんな感じで弾いてた気がするって言うと、どんどんそれに答えてくれることでした。ああ、長い時間かけて教えてきた甲斐があるんだなと嬉しかったです。

ここはもっと、打楽器みたいな刻みだったよとか、ここはリタルダンドしてるかも。その時は先生見てね。というと、ささっと書き込み。ここはもっと、ねっとりした感じの音とか。共通言語ができあがっているので、すごくさくさく進んで、時間が余ってしまうグループもあるくらいでした。

まあ、本番うまくいくかわかりませんが・・・。それはそれとして、すでにここまでの段階で、すごく嬉しい気分でいます。

オーケストラ指導、私もう２１年やってきたんですよ。練習になかなか来てくれないとか、上手な人も参加したいって思ってもらえるのはどうしたらいいんだろうとか、若いときはそれなりに、指導に悩んできました。

ブラスバンドの指導をしている姉に泣きついて電話したり。なんで、合わないんだろう・・・。という悩みを、延々と聞いてもらったり。「素人さんやけん、そがんはじめからできんさ〜。あってるってのが、どういうことなのか、チューナーとか、メトロノームとか、色々使ってこつこつ少しずつ感じさせんば。」とか、姉に何度も励まされました。姉妹で同じ道に進めて、本当に心強かったです。音大に二人とも行かせてくれた、父に感謝です。

恩師の先生にも、本当に「指導」という点で、手とり足取り、面倒を見ていただきました。ひよこだった私にも、ちょっとだけ「とさか」がのぞいてきたのかもしれません。鶏になれる日は、いつでしょう。笑）

何より、先生には「音楽をする楽しさ」を思い出させていただきました。先生と音楽するのが、本当に楽しいんです。モノクロームの音楽が、どんどん色付けされていく感じで、どんどん勉強している曲が好きになっていくこの感じを、生徒にも体験させたいというのが、私の願いです。