ヴァイオリンレッスンを中学生まで続けると　できるようになること

2023年3月2日 / 最終更新日 : 2023年3月2日辻有里香

◎受験生の皆さん　合格おめでとう！ヴァイオリンずっと続けてね！

東京のお子さんは、中学に行くのも本当に一苦労です。そん中、中学受験でもお休みせずに、頑張る生徒さんも多いです。中学受験後に戻ってきたり、中学受験をしないで、高校受験を目指されていると、割と小学校高学年から中学２年生くらいまでは、本腰を入れてレッスンに通えるので、ある程度習い事として、行けるところまで行ける感じがしています。もちろん、大学、社会人まで続けてくれたら、どんなに嬉しいでしょう。私も、たくさん勉強して、何十年でも教えることがあるように、磨いていこうと思っています。

先日、漫勉という番組で、７５歳の青池保子さんが、本当に楽しそうに漫画を描かれていて、もちろんそれは仕事なんですが、一生ずっと打ち込めるものがあるって、なんて素敵なんだろうと思ってみていました。それと同時に、自分も演奏家ではないながらも、この歳までずっと追い求めているものがあって、本当に幸せな人生をつかんだなと思って、誇らしかったです。生徒たちにも、５０歳、６０歳になったときに、自分はこれをずっと続けてきて、それでも尚到達できない何かがある、そういう人生を見つけてほしいです。

さて、だいたい、ヴァイオリンが好きになってくれれば、５，６歳からスタートして、大学入学するくらいまでの１０年ちょっと続けてくれるので、色んなことができるようになります。逆に、どんなに不器用な子だって、辞めさえしなければ、ある程度のところまでは一緒に教師として伴走できるのにな。惜しいなといつも思います。どんな子どもでも、コツコツ練習とレッスンの継続を頑張ってくれれば、そこまでは連れていける自信があるのに！と。

成長は人それぞれなので、特にいつまでにこうなってほしいと思ってはいないのですが、だいたい教室の平均的な感じで、どんな事ができるようになるのか、書いてみたいと思います。

１）楽譜が読めるようになります

これは、だいたい１０歳前後には、先生の補助はほとんどいらずに、次の新しい曲が読めるようになります。うちで、一緒につきっきりで練習というのもなくなります。それでも、お家の方には、いつもどんな曲弾いてるのかな？頑張ってるねって、サポーターとして気をかけてもらいたいです。何なら、たまに授業参観にきてもらっても！

中学校に上がった頃には、譜読み間違えてたよなんてことも、ほぼなくなります。自分で空いた時間をちょこっと利用して、宿題をこなして、レッスンも続けてくれます。まあ、大抵の生徒さんは部活動という私の天敵との、時間の奪い合いですが（笑）、やりたいことは諦めずにやって、それでヴァイオリンも頑張ってくれたら嬉しいです。中学生まで、小学校の頃の練習時間をキープできれば、かなり上達します。

うちでコンサートマスターまで任せられるのは、だいたいこのあたりの生徒さんです。

楽譜が読めたら、練習時間短縮できますよね。読むのに時間がかかっていたら、両立は難しいだろうなと思います。