テレマン 無伴奏ヴァイオリンのためのファンタジア全12曲演奏会

 

御礼

毎回チケット取り扱いの連絡先として、お手伝いさせていただいていますが、今回もたくさんのお客様においでいただきまして、ありがとうございました。定員40名のところ、当日券も4枚売れ、ほぼ満席という盛況ぶりでした。ファンの方に、もれなく情報が行き渡るようにするのはどうしたらいいか、毎度考えるのですが、なんだ知らなかった!知ってたら行ったのに!という方のために、何かお知らせ用の名簿でも作ったほうがいいのかな?と考えているところです。

ドイツでご活躍の阿部千春さんのファンが、毎回演奏会を支えていらして、常連さんもたくさんいらっしゃいます。加えて、教室の生徒さんにもたくさんおいでいただいて、ありがとうございました。はじめてのバロック・ヴァイオリンということで、阿部千春さん直々にこのブログでも色々教えていただき、あの記事のあとすぐに、チケットが数枚売れました。

プログラム

毎回プログラムが楽しみですが、今回はこちら↓

 

6ページに渡る解説。テレマンが園芸好きだったということに合わせたデザインでしょうか。きれい!

ー音楽家テレマンの肖像ー

ーファンタジアとはー

ー原典についてー

3つの柱からなっていて、どれも読み応え十分です。なんと、このプログラムが阿部千春さんのブログから読むことができます。

個人的には、原典についてというところがすごく感慨深かったです。

ファッシュの息子とか、大バッハの息子とか、テレマンの孫とか、その孫の弟子とか、続々と登場人物がでてきて、テレマンの孫の弟子とファッシュの息子の弟子が一緒に仕事していたり・・・。テレマンの孫の弟子が大バッハのマタイ受難の楽譜の写譜を持ってたり、そしてかのメンデルスゾーンへつながっていくくだりとかは、もう古楽好きにはたまらないお話ですね。

このプログラムじゃなく、どこかの本に書いてあったと思うのですが(出典を探す気力がなくてすみません・・・。)メンデルスゾーンのおばあちゃんは、バッハの息子にクラヴィーアの習ってたんじゃなかったんでしたっけ?どの息子だったか記憶がない。エマヌエルかな・・・。

こんな感じで歴史が続いてるんですね。星座を観ては宇宙の中のちっぽけな自分を思い返すような感覚です。この歴史の続きに自分がいて、こうやって演奏会で曲を聴けたり、演奏できたりしてるんだなという。もちろん、私は全然偉大な作曲家でも演奏家でもないので、私がいなくなったあとには何も残らないですが、遺されたものを、これからもありがたく楽しみたいと思います。

プロフィールにこっそり(?)書いているのですが、実はバロック・ヴァイオリンのレッスンを受けています。今回もこの演奏会の翌日、大変お疲れのところをお教室においでいただきました。またこのレポートもじっくりさせていただきますが、レッスンを受けてコンサートを聴くと、バロックヴァイオリンの特性を活かして演奏するということがどういうことなのか、少しずつ見えたり聞こえたりしてきました。まだまだ私自身わかってないこともたくさんあるのだと思うのですが、弓を飛ばしていると思っていたことが、実は弓が飛んでるんだなとか、強拍と弱拍の違いとか、表現の引き出しがたくさんあるんだなとか。弓と弦がどういうふうにコンタクトをとってるのかとか・・。

モダンもバロックも根本は同じということもありますし、楽器によってこんなに身体の使い方が違うのかということもあります。ずっと楽器が変わっただけで、演奏の仕方はどういう風に変えていくほうがいいのか、ずっとわからないことも多かったのですが、自分なりに少しずつ分かったこともあります。レッスンと演奏会をセットというのは、何より勉強するものにとってはいい機会だなと思います。

ドイツでは、音大で副科として古楽の勉強をするそうです。日本では、まだまだ、なんでわざわざバロック・ヴァイオリン練習するの?という感がありますが、知ってて当たり前の知識になりつつあるのだと思います。古楽=古いとはいえ最先端の教育を生徒さんにも提供できているのではと思います。

では、次回のレッスンレポートお楽しみに!

 

 

 

 

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