アレキサンダーテクニーク 6回講座終了

レッスン室が開いていたので、もしかして入れる?と思って様子を見に来た、警備員のピートくんです。

 

釜野クラス日曜日クラスはいっぱいですが、

月曜日クラス夕方以降開講しています。

辻クラスは、12月より木曜日が1枠空きます。

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◯6回のレッスンを通して

なんとなく自分の演奏で悩みがあると、バジル・クリッツァー先生のところへ、数年に1回レッスンへ伺う。というペースでしたが、今年は思い切って6回連続の講座に申し込んでみました。

今回は、自分の演奏を見直したいというよりは、生徒を見てて、なにか見落としているところはないか、客観的に自分の指導力を見てほしいというのが、主な目的でした。

最初の4回は、生徒の動画を撮って持参し、生徒の動画を見てもらって、具体的な悩みを一緒に解決してもらうというレッスンにしていただき、5回目は、実際に生徒を連れて行って見ていただき、最後の一回は自分の弱点を見ていただくという組み立てにしてみました。

要するに、自分の指導力を上げたい。生徒に無理なく演奏をしてほしい。できれば、本番も力を発揮してほしい、幸せになって欲しい。というようなところです。

まあ、私の指導力が、まだまだなのは重々わかっています。私のレッスンに物足りなさを感じている生徒さんもいらっしゃることと思いますが、急にレベルが上がることはありませんので、コツコツ少しずつやっていくしかありません。

今年は、身体的なところを重点的に、来年は、楽曲の読み込み方を、もう少し深く読めるように勉強の主軸を移す予定です。なんとなく、どこで何を勉強すればいいかも、うっすらと想像はしています。

とりあえず、年内はもうこれ以上用を増やさずに、ゆっくりしていようと思います。エネルギーにも限度があるので・・・。

 

◯具体的に見えてきたもの

器用な生徒と不器用な生徒、熱心な生徒といつもなんとなく集中できない生徒。多種多様な生徒がいますが、まあ、それは当然のことで、はじめから、器用で、練習熱心で、理解力もあって、音楽が大好きでなんて生徒がいたら、それはかなりレアなケースじゃないかと思っています。

街の音楽教室レベルだと、基本的に誰でも受け入れるし(まあ、教室の方針への理解は最低限してもらって入ってもらってますが)うちに縁があれば、どの子にも「結果」を出してあげたいとも思っています。

「結果」の内容は、「上手になる」かもしれないし、「興味をもつ程度」かもしれないし、「大好きになる」かもしれないし、「忍耐力がついた」かもしれないし、「楽譜が読めるようになった」かもしれないし、「自分でどうやったらうまくなるか考えられるようになった」かもしれません。それも人ぞれだと思います。

できれば、どの子も少しの練習でぐんとうまくなれば、また、なったと自分で感じられるような育て方をすれば、きっとバイオリンを好きになってくれるのでは?ひいては、音楽も好きになってくれるのではと思っています。

なので、身体の使い方を、的確に指摘してあげられるのは、教師として、かなり大事な部分じゃないかと思います。

今回わかったことは、3つあります。

1つ目は、弓の持ち方が上手くいけば、ボウイングのかなりの部分は習得できる。

2つ目は、関節を上手くつかうことと、いいタイミングで使うことと、スタートするときに、鎖骨をどの場所に持っていくのかが大事。

3つ目は、本人にどこを使っているかを意識させたり、目で見せたりすることは、とても大事。

魔法使いじゃないので、一言でズバリ教えてあげられなくても、一緒に考えられる教師になればいいんだということも、バジル先生と一緒に確認できました。

解決するのに、一回のレッスンじゃなく、2回、3回かかることもあるかもしれないのですが、それも人間同士だから、時間がかかることもあるんだなということです。生徒さん側としては、お金払ってるんだし、一回で解決してくれよと思われるかもしれないのですが・・・。

生徒さんが、果たして解決したがっているか?ということも、ありますよね。このままでいいと思っているものを、無理にこちらからアプローチしていく必要があるのか?というところも、確認がいるかもしれません。人間同士って、難しいですよね。

◯事例 3つ

こちらがずっとみえてこなかったのに、私の成長で、生徒さんにいいアドバイスをしてあげられるようになった事例をいくつかご紹介してみたいと思います。

1)先弓が届きにくい

ずっと、先弓で弓が軽くなって、明らかに弾きにくそうだなと思っていた、小柄な女性Aさんがいらしたのですが、同じような悩みの方の動画を持っていったときに、鎖骨の場所を先生に指摘していただきました。

なるほどと思って、Aさんの様子をよく見ていたら、同じように鎖骨の場所が楽器から遠かったので、もう少し近づけてみるように指摘したら、弓先までどっしりとしたいい音が出るようになりました。

しかも、セブシックのop.2のボウイングの全弓練習のテンポが、一気に20くらいあがりました。今まで弾きにくかったので、速くも動かなかったんだなあと。

2)肩が変なタイミングで動く

同じくボウイングでの問題で、なんとなく、肩の動きが不自然なBさんがいらして、その方も、ちょっと鎖骨の場所を動かしてみました。かなり、楽に弾けるようになりました。変に最後の方で肩ががくって動くので、きっと何か体の使い方がおかしいんだろうな・・・。とは思っていたのですが、ここだったのか!という感じでした。

3)小指がずっと突っ張っている

手が小さいのか、力が足りないのか、いつも小指がずっと突っ張っている生徒さん、うちも多いんです。これは、いつかできるようになるのかな。成長を待つしかないのか・・。と思っていたのですが、これは、どこの筋肉を使うのかを、一緒に確認しました。手のひらを使って弓を持つ感覚です。そしたら、かなり改善されてきました。指のクッションが使えないと、できないことたくさんありますものね。

◯最終回は自分のレッスン

実力がついてきたかどうかって、その曲を初回どれくらい弾けているかというところかなと思っています。自分に当てはめても、忘れちゃって一からまたやり直しかという曲は、自分の実力じゃないんだなと思っています。

ああ、これはこうやってこうやれば弾けるようになるよなという曲と、ゆっくりからまたやり直しだという曲があるのですが、後者の曲の、いつもコケる部分があって、なんでだろうな?というのが疑問でした。

移弦がかなりのスピードで出てくる、バッハのとある部分なのですが、私はずっとA線とE線の中間部に腕を持ってきて、そこから指で移弦ということをしていたように思うのですが、A線側に持っていって、指でE線へ押し下げて、そのままの体制で、次の出てくるパッセージのADを弾いてもいいのでしょうが、私の場合は届かないので、ちょっと腕の場所を変えて、でも、手のひらの角度は変えないで、手首でもって、Dへ移動するというのが、いい感じでした。

こういう細かい試行錯誤をいっしょにやってくださる先生が、私の周りには何人かいてくださり、本当に助かります。

本当は、自分ひとりでできるようになるのが理想なんでしょうが、いくつになっても、恥を忍んで勉強にいっています。生徒さんは、「先生のところにくると、弾けるようになる!」と喜んで、何年も通ってくださる方もいらっしゃいますが、自分では結構まだまだだなと悩みも多いです。

あと4年で還暦というのに、60年培った知識と経験は貴重と言われてお祝いするそうですが、60年たっても、何者にもなれなかった自分が居るだけなんだな。と最近、暗澹たる気分になります。笑)

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