子どものレッスンに、親がどう関わるか

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皆様、ご無沙汰してしまってすみません。東京は桜が咲き始めました。私の休日今度の月曜日には満開予想です。うれしいですね。

さて、今日は先輩ご父兄方が今までどのようにレッスンにお付き合い下さったのかを、私が分かる範囲で書いてみようと思います。本当に今までたっくさんのご父兄と出会い、人間的にもとても尊敬できる、素敵な方がたくさんいらっしゃいました。若かった私は、本当に子どもの接し方で学ばせていただいたことが多かったです。

未就学児の場合

私の基本理念としては、未就学児に関しては、単に「練習しなさい」というだけじゃなく、一緒に練習をご自宅で見ていただけることを条件に、入会していただいています。バイオリンは、突然ひとりでは練習できない楽器なんです。

そのためには、レッスンの見学は必須ですが、たまに親御さんがレッスンを観ていると、子どもの生徒の方が興奮してしまったり、照れくさかったりして、ちゃんとレッスンを受けられないことがあります。その場合は、廊下でお待ちいただき、最後の5分ほどでその日にやったことを口頭で説明するようにしています。この「廊下」の距離がとても良いようで、ママは側にいることはわかっているけど、目の前にはいないので、先生のお話をきちんと聞いて、落ち着いた気持ちでレッスンを受けられるようになる子が多いです。

もちろん、ママが観ていても、観ていなくても落ち着いて受講出来る生徒は、レッスン室に入ってもらって見学してもらっています。先輩ママがおっしゃっていましたが、レッスンの態度が悪かったりしたら、帰りの道すがら、叱ったりしてくださったそうです。習い事は、生まれて初めての経験のちびっ子が大多数です。まだ生まれて数年。習い事をきっかけに礼儀などを教えられるいい機会なのかもしれませんね。

別に申し合わせたわけじゃないですが、未就学の頃は、音楽に関しては私が注意、人間としての躾はご父兄という感じです。

一人で練習できるようになるには?

だんだん年月も経て、独り立ちして自分で練習ができるようにさせることは、私の大きな仕事の一つだと思っています。営業的には、私がいないと練習できない様に依存させていることが、レッスンにずっと通ってくれていいのかもしれませんが(笑)、いつか私が必要ない様にさせることが、教える側の責務だと思っています。もちろん、何十年通ってくださっている生徒さんもいらっしゃいます。それは、依存しているわけじゃなくて、まだまだ私にレッスンに学ぶことがあると判断して、通ってくださっているのだと思います。長くおつきあいいただけて、それはそれですごく嬉しいです。

練習の独り立ちは突然させるわけではなく、少しずつ段階を踏んでいきます。

独り立ちできる条件としては、

1)楽譜が自力で読める

2)自分の演奏に関して客観的に聴けている

3)できない時に、自分なりに練習の創意工夫ができる

この3つかと思います。

1)に関しては、入門した時から一歩ずつリズム、音名読み、半音探し、ソルフェージュ、聴音などを通して、少しずつ進めていきます。何年かしたら、初めての楽譜が頭のなかで鳴らせる様にさせることを、目標にしています。

2)に関しては、ソルフェージュが大きな役割を果たしますし、レッスン中に自分の演奏がどうだったかを問いかけるようにしています。間違えて譜読みしている箇所は、「今〇〇ちゃんが弾いた演奏は、こうだったのね。正しいのはこうね。どこが違うか、間違い探しして。」と言って探させます。自分の演奏をしているときは、最初のうちは、自分の演奏を聴けていないことが多いので、客観的に聴けるように、私が間違いを真似してあげます。たったこれだけの手間なのですが、それで分かるようになり、その先には演奏しながら自分の演奏を聴けるようにもなってきます。

3)に関しても、レッスン中に地道にこういう時は、こういう練習をするのよと言い続けます。もうすぐ独り立ちさせるという生徒には、もしうちに帰ってできなかったら、どんな練習をしてみるか聞いて考えさせる時間を設けたりしています。

この3つの力がついてきたら、徐々にご父兄ともお話をして、家で一人で練習させてみましょうということになります。それも段階を踏むこともあります。この曲は一人でやってきて、こちらの曲はママとやってね。というような感じです。

レッスン自体も、教室内まで同伴して見学→廊下で付き添い→送り迎えのみ→一人で通学という段階を踏んでいきます。これは、私が考案したわけじゃなく、先輩ママたちがいい時期を見計らって徐々に独り立ちさせていかせていたのを見て、私がその後も取り入れています。

私の目標としては、10歳前後には、一人で練習という状況になると嬉しいなと思っています。もちろん、それより早い子もいますし、もっと大きくなるまで一人で練習できない子どももいます。あくまでも目安とういうことです。

一人で練習できるとバイオリンが楽しくなる

子どもって、一人で練習できるようになるとますますバイオリンが楽しくなってくるようです。自分の好きな様に練習できるわけですし、自分が練習している、ママが習っているんじゃなくて自分が習っているんだという自覚が湧いてくるんじゃないかと思います。まあ、それでもやっぱり子どもですから、ほっとくともっと楽しいことに時間を費やしてしまうかもしれませんし、時間の段取りがうまくいかないかもしれません。なので、しっかり見守りだけはお願いしているというのが現状です。

学年の変わり目は、ひとりだちの良いチャンスですね。この春から、二人の生徒が「ひとりでの自宅練習」に挑戦する予定です。上手くいくことを願っています。

 

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