ただ弾くだけでは終わらせない 発表会の表現指導

 

 

◯1月に 明日館にて、独奏発表会を終えました

いつも発表会前は、バタバタしてて、書きたいと思っていてもなかなか書けなかった記事なのですが、私、今日から春休みいただきますので、ゆっくり書いてみたいと思います。今回は、発表会に向けての曲の作り方を書いていこうと思います。

前回の発表会前にブログを書いたら、何名かの方に、とても力になったとおしゃってもらったので、とてもブログのモチベーションが上がっております。

今は、合奏練習会(ワークショップ)に向けて、一所懸命がんばっています。大量な読譜量ですが、諦めずに頑張っている姿を、私は微笑ましく見ています。

普段の宿題は、8小節とか、練習曲でも3分の1ずつとか、かなり丁寧にやっています。大量に出すと練習も雑になりますし、これをなんとかこなすためにと、本質じゃない努力が始まってしまいます。例えば、リズム読みはすっとばして、音源聞いちゃえとか、お母さんに指番号書いてもらっちゃえとか。本人の力にならないことは、やらせないようにしています。

算数のドリル、答えを書き写しても、本人は数字を書く練習にはなるかもしれませんが、実力にならないですよね。

でも、今は「たくさん、たくさん、たくさん、楽譜を読む時期」となっていて、本当に、単に弾かせてしまっている時期です。泳ぎ方は少々目をつぶって、とにかく海に突き落とされて、なんとか泳いでみろと言われてるような状況です。もちろん、もう嫌だって、途中棄権の生徒さんもいますし、合奏は合わないのでやらなくていいですというDNSする生徒さんもいます。なんなら、そもそもおけいごとがこんな多くの種類を、器用にこなすタイプじゃなかったと、ヴァイオリン自体やめる子もいます。色々真剣に自分と向き合う時期です。どんな結果になっても、生徒さんのことを応援しています。

◯まずは、丁寧に譜読み

選曲は、何度かブログでも話題にしているので、今回は割愛させていただきます。

曲が決まったら、丁寧に譜読みしていきます。決して雰囲気で弾かせません。年齢にもよりますが、未就学さんで8小節ずつくらい。小学生高学年でも、16小節くらいの譜読みからスタートします。

伴奏合わせを最後にして、拍子を自分でしっかり感じながら弾くには、はじめにリズム読みをして、その表現になることを、きちんと理解させます。単にちょっと長い、短いじゃないよということです。

そのあとに、なんの音が書いてあるのか、一つ一つ確認し、曲の構成も一緒に考え、音程をうまく取るには、どの指使いがいいのか、一緒に考えます。指の型全音半音にパターンがないかも、考えます。

少しむずかしい曲を選ぶと、ここで少し時間がかかりますね。

最低限、一ヶ月前には通して弾けるのが、人前で弾かせられるペースだと思っているので、ここで「あれ?このペースだとまずいよね」ということに気がついたら、勇気ある撤退をします。

◯曲作り 具体的には

もし、この曲を発表会で弾くとしたら、どんな曲作りができるかなということで、赤で書き込んでみました。ほんの頭のところだけですが・・・。

◯ハンガリア舞曲なので、賑やかな感じで弾けたらいいですよね。弓のスピードを使って弾くところ、逆に短い弓のストロークで、かっちり引っ掛けて弾くところ、ボウイングも何種類も出てきて、スピッカートにしたり、アクセントが出てきたり。

◯最初のアップボウのところは、できれば、弓のスピードが変わるとかっこいいですよね。音楽のドライブ感が出てきます。

◯この曲の魅力は、曲のテンポが変わるところかなと思います。メトロノームで、譜読みしたら、そこからがスタートで、自分でテンポを揺らしていく力が求められます。

こういうセンスを伝えるのは、とても難しいと思います。でも、できたらそこまで曲を作りたいですね。

第1段階:メトロノームと弾ける

第2段階:私と一緒にテンポが揺らせる

第3段階:自分一人でも揺らせる

最終段階:ピアノの伴奏がついても、自由に弾ける

このように、段階をふんでいくことで、最終的には、「自分で音楽を作れる力」が身についていきます。

◯8小節ごとに、音楽の文章が変わるのも、注目です。

◯SLOWのところは、音を丁寧に聞く力や、表現力も育てていきます。

まずは、ビブラートの練習です。ぜひビブラートに挑戦してみてください。始まって、3小節目のところに、向かっていく感じも大事です。クレッシェンドしながら、ビブラートの幅も変えられるともっといいですね。G線のハイポジションの音の鳴らし方も、勉強しましょう。太い弦の魅力を楽器から引き出すには、楽器の声をよく聞いて練習してください。

ポルタメントも、とても有効な表現方法なので、どこに入れるのか、入れないのか、一緒に考えたいですね。

 

◯譜読みが終わったこの時期には、レッスンでもたくさん一緒に研究して、そして、いい音楽や似た音楽の種類もたくさん聴くと、アイデアがいっぱいでてくるのではないでしょうか。

私も小さい頃発表会に出ましたが、どのくらい仕上げていけばいいのか、具体的によくわからず、発表会当日にドキドキするみたいな、のんびりした感じだったので、できれば生徒さんたちには、やりきったというところまでは、持っていってもらいたいなと思っています。

発表会は、がんばっている過程、研究している過程が一番大事だと思っています。ひとりひとり、じっくり考えることをさせています。発表会、リピーターの子たちがいっぱいいるので、きっと楽しかったと思ってくれていると思います。「楽しい」にも、色んな種類があると思うのですが、それは「充実した楽しさ」ではないでしょうか。

今年度は、独奏は「ホームコンサート」しかありませんが、音楽を一緒に育てていけたら嬉しいです。

◯体験レッスン募集中

新年度、辻クラス若干名の空きができました。

小さい頃のヴァイオリン音楽教育の意味は、

・集中力

・理解力

・試行錯誤する力

・自分の実力を客観的に見る力

・できるようになるまで継続する経験

さまざまな力を育てる意義があると感じています。これらは音楽の中だけでなく、その後の学習や日々の成長にもつながっていく力です。

一人一人の歩みを見守りながら、1年ごとに人としての成長していく姿に触れられることは、私にとって大きな喜びです。

毎日の練習の積み重ねがあってこそですが、単に技術を身につけるだけではなく、思考力や継続力の土台作りにもつながると考えています。ぜひ体験レッスンお待ちしています。

連休最終日、5月6日水曜日は、体験レッスン実施日にいたします。ぜひお忙しいご家庭は、連休中に体験レッスンおこしください。

 

体験レッスンはこちらから。

 

 

 

 

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