モーツァルトコレクション&コンサート『250年の響き』

楽器

 


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皆様三連休楽しんでいらっしゃいますか?私は12月にお手伝いするオーケストラの練習のあとに、第一生命のロビーコンサートに行ってきました。モーツァルトが実際に使っていたバイオリンが初来日。その楽器でモーツァルトの曲を演奏するという演奏会です。なんと!無料なんですよ!もうびっくりですよね。90分前から整理券を配布とのことだったので、5時に練習が終わって、6時からの演奏会は行っても無理かなと思っていたら、立ち見で整理券もらえなかった人の列があり、それに並びました。自動ドアのすぐ前に立たせてもらって、60分楽しめました。たまに、人が入ってくるとざ〜ってドアの開く音がするんですけどね。(笑)なんてたって無料ですから。

さて、プログラムですが

バイオリン・ソナタト長調K.379

幻想曲ハ短調K.396

バイオリン・ソナタ変ホ長調K.481

以上3曲です。演奏はモーツァルテウム管弦楽団ソロ・コンサートマスターのフランクシュタートラーさんとフォルテピアノが菅野潤さんです。最後に楽器の写真撮影があったのですが、近くで見るとあご当てはなくて、A線とE線は裸のガット弦でした。あとはオイドクサだったような気がします。この楽器を演奏できるのは選ばれた数名の方だそうで、誰でも弾けないんですって。2曲めはフォルテピアノのソロでしたが、すごく懐かしいいい音でした。今のピアノの6分の1しか重量がないそうですよ。音も小さくて、ガット弦のはってあるバイオリンにぴったりでした。そもそも、今のピアノはバイオリンの伴奏には大きすぎるのかもしれません。バイオリンの音色もものすごく美しくて、ビロードの様な音で、モーツァルトのソナタはこの音だと思える軽くて深い音でした。弓は遠目でバロックかモダンかわかりませんでした。この時代はモダンボウと長さは変わらなかったんですよね。写真撮影の時にシュタートラーさんもいらしたので、聞いてみればよかったです。

今年ピアノの買い替えとともに、調律師さんを変えました。まだ若い方なんですが、ものすごく優秀な方です。お恥ずかしながら、調律師さんというのはピアノの音程を治すだけの人かと思っていたのですが、ピアノの音色までも調整できる人なんですね。ピアノの調律もバイオリンの調整も同じなんですね。そのピアノの調律師さんは、どういう音が素晴らしい音かが聞こえてて、知ってる人なんです。楽器の調整をする人に多いんですが、大きな音がするように調整するのが正しいとか、教科書通りに数値を合わせればいいと思ってる人が多いです。調整する人っていい音がどんな音か、経験や師匠からの教えで知ってる人、いい音を勉強してる人じゃないと、務まらないんだなあと改めていい人との出会いに感謝しました。

結局楽器の演奏を勉強する人も同じで、このひじはこのくらいの高さにあげて、弓はこういう風に持つのが正しいとか「勉強」しても、いい音はどんな音なのかを知らないと、結局ゴールがいつまでも来ないというか。今日はモーツァルトの音色探しのゴールはここだと示していただけたような、素敵なコンサートでした。

明日もやってるそうです。詳しくはこちら。


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