バジル先生のレッスン〜アレキサンダーテクニーク〜

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だんだん秋らしくなってきた東京ですが、皆さんいかがお過ごしですか?一時期肩を痛めて、生徒さんにはご迷惑をおかけしましたが、もうかなり本調子に近くなってきました。せっかくなので、自分の体の使い方のどこがいけなかったのか、それとも、バイオリンでオーバーユースなのか他に理由があるのか知りたく、アレキサンダーテクニークの個人レッスンに申込みました。あんまりレッスンが充実してて、おもわず何も写真を取ってないことに気が付き、急いで戻ってレッスン会場のビルだけ撮ってきました。(笑)

バジル先生のブログはこちら。ずっとメールマガジン、ブログ、Facebook、ツイッターと読んでいて、いつか機会があれば個人レッスンを受けたいなと思っていたのですが、ついに個人レッスンを再開されるとのことで、わくわく申し込みました。申し込んで数日後に例の肩に石灰が溜まって七転八倒し、一瞬キャンセルしようかと思ったのですが、いや、治るかもしれないしと思いとどまりました。今度いつ受けられるかわかりませんし。受けられてよかったです。その貴重なレッスンを、ブログの記事にすることを快諾してくださいましたので、今日はそのレッスンの様子を皆様にお届けしたいと思います。

さて、どんなことを知りたいのか予めメールしてあり、到着したら早速にレッスン開始。バロックを弾くことが多く、弓を弦から離すのに肩に負担が来てないか見ていただきました。数分弾かないうちに、色々指摘をしていただきました。

1、弦と弓の関係が一番大事なのに、その関係とは別のところで肩が上がっている。

言われて気が付きましたが、肩上がってるけどその分弓は上がってないんです!(笑)肩は上げるんじゃなくて、折りたたむ。その後鎖骨、肩甲骨の使い方も教えていただきました。まだ肩が少し痛いおかげで、肩を変に使っているか使っていないかが自分でよくわかります。使うと痛いので。これぞケガの功名。すばらしい。

 

 

 

2、見た目のフォームが大事なわけじゃない。

ずっと「バイオリンランド」の絵のとおりになるように教えてきたので、自分が無理してとしたら、生徒たちも無理してるんじゃないかと思い、テキストの絵を先生に見ていただきました。別に無理のない姿勢とのこと。おお、よかった。

ただし、これは小さい子が弾くとこうなるという絵で、私みたいな手の長さだとこうはならないという衝撃の事実が。ちなみに私の身長168㌢ 体重・・はいらないか・・です。手が長い人が演奏するとあまるので、肘が下がって見える。でも、一番最初に戻りますが、大事なことは弓と楽器の関係です。これには、かなり衝撃を受けました。

 

確かに学生の頃習っていた先生は、男性で背も高く腕も長い先生でした。その先生と私は体格も似ていたので、一見肘を下げているように見えるフォームが正しかったわけです。

卒業して、母校出身じゃない先生にも見てもらおうかなと思い立ち、その後3人モダンバイオリンの先生にはつきました。(今はバロックバイオリンのレッスンだけ)

一人は男性の先生で音があまりにも好きになれなくてすぐに辞め、あとのお二人は女性の小柄な先生で、肘が下がっているのはフォームとしてダメだから、もっと上げるようにということで必死に直したのです。どうしてダメかと言えば、元弓で圧力がかかりすぎるので。という理由でした。その理由を聞いたバジル先生またもや、ピンと来たご様子で、弓の圧力をかける抜くというのは、ここの筋肉でおこないます。といって教えていただきました。

 

実は以前アレキサンダーテクニークのレッスンを別の先生で3回ほど受けたことがあるのですが、これが楽器とどう結びつくのかよくわからなかったのですが、今回は楽器を弾いているところを見ていただいて、具体的に教えていただけるのでものすごくありがたかったです。ありがとうございました。

後日談がありまして、このレッスンの翌日、スポーツジムの筋トレの先生のレッスンが入っていました。肩を壊して以来久しぶりにお会いして、1の話をしたら、すごい分かる!って納得していらっしゃいました。私の肩甲骨まわりがすごい硬いなと普段から思ってたそうです。で、どんな動きにも肩がついてきちゃうんだそうです。で、この日はひたすら筋トレはやめてストレッチをしました。

この歳になって、また新たな発見があるとは!これも肩を痛めたおかげですね。何歳になっても大好きなバイオリンが弾いていられるように、これからも奏法は工夫していきたいです。体のことも勉強しよう!

 

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