バイオリン習い事 大人の趣味 練習時間はどのくらい?

 

 

◯子どもの習い事編

弊教室でレッスンを受講されているお子さんのレッスンは、最低40分レッスンとなっています。平日の生徒さんは年間42回、土曜日は40回、日曜日は33回です。日曜日は50分の長いレッスン時間にされる方がほとんどです。年間の延べ時間にすると、日曜日40分が一番短い事になってしまいますので。

この40分のレッスンで出される課題をこなすのに、どのくらい時間がかかっていらっしゃるのかな?もしかして、すごい負担をかけていたりしないかな?と思ったのがきっかけで、毎回宿題やっていらっしゃる生徒さんを何人かピックアップして、練習時間を聞いてみました。

さて、どのくらいだと思いますか?レッスン内容は、30分がバイオリンでソルフェージュがその残り時間という配分です。入門したての頃は、新しい宿題の部分もある程度時間をかけて、レッスン中に先生とやり、その後は、見学している親御さんが、そのノウハウをメモして体得してくださるので、あとはお家でやってねというサイクルになっています。

発見1)

思いつきでやったので、全員にお聞きしたわけじゃないのですが、なんと皆さん1日15分から30分。週に5日以上という結果でした。毎週ちゃんと宿題をなさってるなというご家庭の生徒さんで、週5日以下はの方がいらっしゃらなかったのが、なるほど、やはりレッスンと同じ時間が5日かかるんだなと思いました。

 

発見2)新曲には時間がかかる

新しい曲を宿題にもらったときは、時間がかかるので、気がついたら一時間練習していることもあるとのことでした。

これは生徒さんによりますよね。レッスン内でやらせても、すぐにできる生徒さん、少し時間がかかる生徒さん、まちまちです。すごく時間がかかる生徒さんと新しい曲を譜読みしたら、2小節しかできなくて、その2小節だけが宿題になる。なんてこともよくあります。

レッスン内に次のところを一緒にやるというのは、私には必ずその生徒さんを理解するのに必要な時間となっています。どんなことが苦手なのか、新しいことを飲み込むまで、どれくらいかかるのか。それによって宿題を出す量も、俄然変わってきます。

発見3)タイプが2つに分かれる

面白いなと思ったのが、一回の練習時間が長い生徒さんに休養日があって、一回の練習時間が短い生徒さんは毎日練習する派にわかれたことです。

一回30分以上で、気がつくと1時間位たってることもあるという生徒さんたちには、最初からこの日は練習はおやすみという日があるそうです。

これは、長い時間練習する皆さんに共通していました。レッスンの日はお休みするとか、それ以外にも日曜日は練習しないで思いっきり休養するとか。

毎日練習する派の生徒さんは、15分から20分でした。

◯大人の生徒さん編

大人の生徒さんは、子ども以上に時間がないだろうなと思っています。自分に置き換えて、毎日毎日趣味のために時間を見出すというのは、よほど恵まれた人だろうなと思いますし。仕事しなくていいとか、お手伝いさんがいて、家事全部やってくれるとか?子育て係がいるとか?

まれに、ない時間を工夫して、この宿題の量をよくやってくるなという生徒さんが数人いらっしゃるので、どのくらい練習されてるのか、初中級の人限定で、聞いてみました。

週5日か毎日。一回につき短くて30分。譜読みがあるときは、やはり悪戦苦闘するので2時間くらい。一時間気がつけば経っているときもある。

という結果でした。これ皆さん共通。

子どもと一緒で、週5日以上!ここポイントですね。

練習時間は、やはり器用な人そうでない人、譜読みに時間がかかる人でたぶん時間のかけ方が変わってくると思います。でも、この大人と子供全員に共通している週5日というのが、なんかポイントなのかなと思いました。

そして、皆さん発表会前には練習量がアップするというのも、共通でした。行事は大事ですね。

 

◯才能か?努力か?

私の小さい頃は、恥ずかしながら、ピアノは毎日30分の練習でした。まあ、プロになる人間の練習時間ではないと思うのですが、小さい頃は30分。

バイオリンは小さい頃はやっていなかったので、中学、高校と少しずつ増えて受験すると決めてから音大時代まで1日3時間くらい。お休みしていいのは、熱がある日とお正月のみ。結構身体が丈夫で、熱出さないんですよね・・・。練習が嫌な日は、はあ、熱でも出ないかなとか思ってましたっけ・・・。笑)

それ以外には、聴音の課題を毎日1題やっていました。父が、音大入試の課題を全部ピアノで録音してくれたのがあって、毎日カセットテープでやっていました。

辛抱強く、集中力があり、継続する努力が得意で、運動神経やら音楽に対する能力も高く、なおかつ勉強もできるような生徒さんなら、確実に上手になると思います。が、街の音楽教室で、そんな夢のような生徒さんに巡り合うことはそれほどありません。(絶対にないわけではないですよ。)

才能あるのに努力が嫌いとか、努力は好きなのにちょっと不器用とか。努力もできて音感もいいのに体が硬いとか。頭がいいけど体を動かすのがちょっと苦手とか。

なので、その子その子のいいところを発見しつつ、苦手なことを長い時間かけて頑張っていかせるしかないのですが、一つ言えるのは、どんな不器用な子でも、家での練習が充実していたら、確実にうまくなるということです。レッスンで、「わあ不器用だな・・・。続くかな?」と思っていた子が、根気強く日々練習していって、大きくなったら、不器用だった小さい頃のことなんて忘れてしまうくらい、花開いた姿をたくさん見てきました。演奏家になりたいということでしたら、ある程度の才能も必要かと思うのですが、趣味で、一生音楽を楽しめるための習い事でしたら、十分に上手く成れますし、成れるようにレッスンしています。

また逆もあります。わあ、これはいいものを持ってるなと思っていても、大人が期待し過ぎて、嫌になってしまうことももちろんあります。人を育てるって、本当に難しいですよね。

もし、上手になりたい!と思っていたら、週5日バイオリンのために時間を割く。延べ時間として、最低100分。そして、上質のレッスンを週に40分から60分。目安としては、そんなところでしょうか。ある程度弾けるようになってしまえば、好きな時に、好きな時間だけ練習すればいいと思うのですが、これから新しいことを習得するという時期には、ある程度まとまった時間が必要だと思います。

まあ、これを短いと思ってくださるか、ええ、そんな無理!と思われるかは、その人がどんな人生を送っていらっしゃるかにもよりますので、そういう生徒しか教えたくないということではありません。

他にもいっぱい習い事があって、バイオリンだけにはそんなに時間が取れない人もいらっしゃるでしょうし、そもそも、お仕事が忙しくてレッスンにいくのが精一杯という方もいらっしゃると思います。が、もし、なにか見直せることがあって、バイオリンに時間を割けるようになったら、是非参考になさってください。

せっかく東京にいて、バイオリンを習うチャンスがあって、(私が言うのもなんですが)良いレッスンが受けられる環境で、あとは練習をすれば上手くなるんです。色々揃っているわけです。がんばりましょう。

一回30分が難しかったら、まずは週5日、一回5分の練習から始めてみましょう。ダイエットと一緒で、記録するのもいいかもしれませんね。

大人の生徒さんは、スマホのカレンダー機能などをつかって、この日とこの日は、どんなに疲れてても練習する日って予め決めて書き込んでおくのもいいかもしれませんね。カレンダー機能で、30分前に表示とかにしておくとどうでしょう!

練習の習慣がついたら、今度は練習の中身なのですが、それは、次回のブログにしたいと思います。プラクティスレッスンで、その場で練習させているんですが、その練習を見てて、なるほど・・・。と思ったことをまとめてみます。

 

 

 

 

 

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