ハビブ・カヤレイ氏によるマスタークラス

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ハビブ・カヤレイ氏によるマスタークラス

今年も恒例のこのマスタークラス行ってきました。4日の伝承ホールに行ってきました。7日土曜日にはルーテル市ヶ谷もあるそうで、もう一日残っています。ホールで聴けると、生徒さんの変化がものすごくよくわかって、聴いてる側もとても面白いです。

今回の曲目は、モーツァルトのバイオリンコンチェルト3番とブラームスのソナタの3番、チャイコフスキーのコンチェルト2楽章でした。私の行った日ではありませんが、今年はプロのオーケストラ奏者の生徒さんもいらっしゃったんですね。その他、音大は桐朋か芸高芸大。そのうち先生の主催していらっしゃるカヤレイバイオリンアカデミー(KVA)の生徒さんや修了生がお二人でした。KVAの生徒さんは本当に音が抜群ですね。ドイツに行った時に、ベルリン・フィルの室内楽聴いて、これはもう別次元だな。音がぜんぜん違うって思ったんですが、そんな感じです。

海外と日本の音楽教育の違いを考えてみる

日本で勉強してて、こんな音になるにはどうしたらいいんでしょうね。というか、なぜこうならないんだろう?というようなことを、ひたすら3時間考えていました。

みんな外国へ勉強に行けばいいじゃんってことになりますが、そんなチャンスのない才能と経済力のない私とか、音楽を愛してやまないアマチュアの人たちにも、こういう教育が受けられたらどんなに素晴らしいだろうと思うわけです。私はどこかに一切所属していない自由の身なので、忌憚なく色々考えてみたいと思います。

1)こういう柔らかい音色は、日本では主流じゃないのか?

現在の私の先生はきつい音がお好きじゃなく、決して力まずひくことを推奨していらっしゃいますが、先生に行き着くまでに、若い時にはいろんな先生を渡り歩いてみました。退官なさった出身大学じゃない某音楽大学の先生にもついたことがあります。とにかく私の音が「小さい」というのが、レッスンでのテーマで、もっと立派に腕の全体重を乗せて弾きなさい。というのが常のテーマでした。せっかく教えをいただくので、そういう風にやってみるのですが、私の音は一瞬大きくなるのですが、まあ、汚い大きい音しか出ず、これは私の音に対するセンスがダメなんだなと諦めて、レッスンには行かなくなりました。今の先生に変わった時に、大きい音が出ないという悩みを話したら、大きい音じゃなくて通る音が大事だということで、合理的な音の出し方を色々教えていただいて、音がだいぶ綺麗になりました。(自分なりに)きっと、件の某音楽大学の先生の派手な音が、その当時の主流だったのかもしれません。今の音大の先生の主流はよく分かりません。何せ音大を離れて20数年経ってますので。主流か亜流かというのは、私には全然問題ではないので、自分が好きでいいと思える音を探していこうと思っています。

2)音を作るためのレッスンの時間が少ないのかも。

カヤレイ先生のレッスン時間の配分を見てると、明らかに音作りの時間が長いです。たぶんKVAの生徒さんは、常にそういうレッスンを受けていてすでに音は出来ているので、先生はどんどん音楽的な要求や楽曲の分析など、切り込んだ話になっていきますが、その前の生徒さんたちは、半分以上が音作りのお話でした。自分のレッスンを振り返っても、音作りにそんな時間かけてないです。つい、この曲をなんとか弾かせないとということに主眼をおいているかもしれません。ここは毎年反省します。

3)言葉だけ受け取ってもダメなのかも。

カヤレイ先生の教えは、とにかく自然なフォームで力まず自分の音を良く聴いて。でした。たぶん、日本でもこういうレッスンなさる方多いと思います。でも、きっと言葉尻だけとらえて、同じようにレッスンしても多分ダメなんだなということが、今年の発見でした。

弦の上に「sit」座りなさい。とよくおっしゃるのですが、そこだけ聞くと、肘をばっちりさげて弦の上に全体重を乗せてガリガリ弾けとも捉えられるんですよね。本当に日本にとって、西洋クラシックは輸入品だから気をつけないとと思うのですが、先生の弾いてる姿を見ると、決してガリガリ弾いていらっしゃらないんです。それこそ、この前の物理の講座じゃないんですが程よいスリップと程よいスティックなんですね。

で、スリップするだけの音になると「stick」という単語を使っていらっしゃいました。肘を余計に上げる事で力んでいることに対して、もっと「sit」しなさい。ということなんですよね。ということで、これは「いい音」に対する判別力をつけないといけないのかもと実感しました。この話を夫にしたら、「アプリあるよ」って言われて、えええええ600円で買えるって。うちのガジェット担当に頼もうかと思っていました。いや、もっといいのを作ってくださるかも。今度相談してみようと思います。

うちのアマチュアの生徒たちにも、一流の音作りをしていけるように、私が精進しないといけませんね。もっと練習しよう。月に一日でもいいから、とにかく学生の頃みたいに一日中練習する日を作りたいです。50歳になったら、もうちょっと仕事セーブしようかな。なんかアウトプットばっかりで干からびそうです。

 


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