ビブラートできた!

ピートくん

 

 

 
長らくご無沙汰しました。税金シーズンで、ひたすらそっちに掛かりっきりになっていました。また今日から日常が戻ってきています。

まずは皆さん脱力できるように、うちのピートくんの脱力系の写真を載せてみました。警備員なので、床暖の温度の警備中です。(笑)

ビブラートっていつ習いましたか?私はよく記憶にないんですけど、ポジション移動し始めた頃ですかね?音大の先生についた時に、もう一回ビブラートもきれいになるように、教えていただき、半分居眠りしながら、高校生の時にたーりーたーりーって音程変える練習をしていた思い出があります。曲の練習じゃないから眠くなるんですよね。高校生の時は、万年寝不足だったし。

 

さて、うちのお教室の場合だと、ポジション移動が始まって落ち着いて、音程がしっかり取れるようになった頃。できれば、発表会から遠い日で、基礎的なことを強化している時期に、教えるようにしています。前回8月に発表会が終わって、ビブラート始めた人が数人いらっしゃいます。

勉強の仕方は、まずビブラートはどういう風に音程を変えているのかを説明し、続いて、まずは身体のどこを動かして音程を変えていくのがを説明します。手首をふってるわけじゃなくて、立ててる指を寝せて、音程が少しだけ下がればいいんだよという話をして、動かしてもらいます。音程を変える幅をまずは一定にしてもらって、自分で何拍の中に、何回入れるかコントロールしながらゆっくり動かします。動かない時は、指の付け根を柔らかくする体操も一緒にします。音程がしっかり変わらないうちに、無理やり動かしちゃうと、どうもいつまでたってもきれいなビブラートがかからないような気がします。

この時に、左手のフォームももう一度見直すいいチャンスです。手のひらの向きは、指が縦に開くように正しく向いているか、無駄に力が入っていないか、押さえすぎていないかなどなど、もう一度確認していきます。

子どもの生徒さんにも、もちろん大人の生徒さんにも教えていくのですが、先日大人の生徒さんと一ヶ月ぶりにお会いしたら、突然できるようになっていました。大人の生徒さんに、何がきっかけだったか聞いてみたところ、色々工夫したことを教えてくださったので、皆さんにもシェアしてみようと思います。ご本人にも許可をいただきました!

まず、楽器なしで動かせるのに、バイオリンを持った時にできないのはなぜだろうと思われたそうです。で、できる時は、ネックを軽く持ってると動くということに気が付かれたとか。 特に人差し指の付け根を脱力してみたそうです。大発見ですよね!大人の生徒さんは、上手になりたい!と思っている生徒さんが多いので、こうやって自分で発見していらっしゃることが多いです。やはり、できるようになるのは自分自身なので、私が言ったことが、言葉としてわかっても、自分なりに試行錯誤があってできるようになるんだなと思います。さすが!

この生徒さんだけじゃなく、大人の生徒さんとレッスンするのは本当に面白いです。ここがこうなってるから、こうしたらいいんじゃないですか?なんていうと、「お言葉を返すようですが、自分ではこうしてるつもりですがなってないですか?えええええ、ショック〜〜〜」なんていいながら、二人で大爆笑したり、自分の映像をみたら、先生が毎週自分に言ってくださってる意味が初めてわかったとか。こうやったらうまくできたんですが、こういうのありですか?とか、本当に一つ一つですが、自分で工夫したり考えたりして、できるようになることが増えていくことを楽しんでいらっしゃるので、それを見て私も幸せな気持ちになります。

ちょうど昨日、バジル先生にアレキサンダーテクニークのレッスンを受けに行ったのですが、この方法で合ってるか見てくださいって言ったら、先生がニコニコしながら「あってる」という考え方はないんですよ。なんておっしゃられて、そりゃそうだ。自分にしっくりきてるかどうかが大事なんだなと。もう21世紀なんですし、先生と同じフィンガリングで、同じフォームで、同じ解釈で、先生になんでもジャッジしてもらおうというレッスンなんて、もう古いんだよなあって再確認しました。教育は発展していくんですね。自分にとってはどうなのかというのを、もっと自分の身体と相談できるようにしたいと思います。

 

 

 

 

 

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