タリス・スコラーズ2019

今年も行ってきました

毎年このブログに登場している「タリス・スコラーズ」。今年も行ってきました。6月4日火曜日のオペラシティーにて。

なんとなんと、最前列!ピーター・フィリップスがすぐそばに。ミーハーなのでそれだけで、テンションあがるあがる。そして、テレビ録画が入っていました。写ってるかもです!

1973年に設立されたそうなので、私が6歳のころからやってるんですね。こんな音楽があるなんて、小さい頃は知らなかったです。いいな東京に生まれた人。ツアーも行って兵庫止まり。

まあ、そうはいってもラジオというものがありますからね。田舎の人だって文化に触れられるんですよ。ラジオよく聴いてました。でも、是非東京に生まれた運のいい皆様、世界中からいい音楽がやってくるので、色々聴きに行って下さい。と言っても、子どもたちは自分たちが音楽を学ぶのに、どれだけ素晴らしい環境にあるか、わからないでしょうね。もったいないけど、仕方がない・・・。

プログラム

今年のプログラムは、

ウィリアム・バード:清書にて至高なる主を賛美もて祝え

フランシスコ・ゲローロ:マリアよ、あなたは全く美しい方 / めでたし、いと聖なるおとめ

マシュー・マーティン:めでたし、いと聖なるおとめ

ウィリアム・バード:主よ、認めたまえ

トマス・ルイス・デ・ビクトリア:レクイエム

以上でした。アンコールは アロンソ・ロボ 「わがハープは悲しみの音に変わり」

アントニオ・ロッティ 「十字架につけられて」

どれも精密度が高く、どっぷりと不思議な世界にはまりましたが、ロッティは、神がかっていて、もう鳥肌が経ちました。

プログラム・ノートに、杉本ゆりさんの書いた「ビクトリアのレクイエム」の解説があり、ビクトリアの生涯が書かれていて、とても感動しながら読みました。音楽様式的には、次の時代に変わっていたのに、モノディー様式には目もくれず、ルネサンス様式にとどまったと書かれていて、なんというか、がんこにグレゴリア聖歌の厳粛さにこだわったんだな。などと、その時代に思いを馳せました。私のコンサートの楽しみのひとつは、プログラムを読むことでもあるので、色々知らないことが知れて楽しかったです。

合唱メンバー

メンバーは10人。ひとりひとりプロフィールが書かれているのですが、まあ、皆さんすごいです。どこかの大聖堂の合唱隊のメンバーで、幼少期から歌ってたそうです。

大きくなって、ほぼオックスフォードかケンブリッジで学ばれています。ハープや演劇を専攻していたというメンバーも。声楽とオーボエを専攻というメンバーもいました。なんというか、これしか勉強してませんとか、ありえないエリート集団なんですね。

私のような凡人からしたら、人生5回位やってるんじゃ?って感じですが、お勉強が苦手なので音楽やりますとか、そういうことではないのでしょう。

高校までは普通科に行った私は、こんな音楽に関係ない勉強いっぱいやって、時間の無駄だなって思いながらテスト勉強してましたが、今思えば、無駄な勉強なんてなかったのになと思います。

文学だって世界史だって、物理だって、みんな音楽やるのにどこかしらつながっていて、音の合理的な音の出し方とか考えるのに、物理なんてきっとすごく役に立っただろうなと思います。保健体育で身体の構造とか筋肉の名前とか覚えればよかったし、語学ももっと頑張ればよかった。英語だけじゃなくて、違う言語もやってみればよかった。もっと真剣に勉強すればよかったな。真剣とはいわなくとも、もっと楽しんで興味を持ってやればよかったな。

と、後悔しても過去は変わらないので、少しでも勉強に励みたいと思います。世の中には、役に立つ本が溢れています。せっかくあるのに読まなければ、文盲と同じです。というようなことを思った夜でした。

 

 

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