合奏レッスンでバイオリンの基礎トレはできる?

今合奏曲の譜読みをしています。はじめての人も、もう何回も出てる人も。一斉に始めました。はじめての人は、手取り足取りやります。小さい生徒は特にです。

合奏曲の譜読みレッスン手順

第1段階:リズム読み

第2段階:ボウイングだけ

第3段階:左手の場所を確認

第4段階:必要であれば歌う

第5段階:両手

第6段階:メトロノームと合奏。その際まちがえても、先をどんどん拾いながら弾けるように

第7段階:同じパートとアンサンブル

第8段階:違うパートと合奏

ここまでで、次の曲へ。とどんどん進みます。ベテラン勢は、第5段階までは自力でほぼやってきます。一週間にほぼ一曲のペースでできあがっていき、わあ、さすがだな。長年培ってきた代物だな。と感動しています。

3月に合奏練習が始まって、マエストロと曲作りを始めたら、ここに音楽的色合いをつけるための技術を上乗せしていきます。

合奏レッスンでバイオリンは上手くなる?

こんな大雑把なことしてて、バイオリン上手くなるのか?と思われることが多いのですが、こういう段階を経ていれば、譜読みはどんどん速くなります。そして、必ずどこか一ヶ所、弾きにくいところというのが、人それぞれあるものです。そこを、反復練習しつつ、自分のどんなテクニックが足りないのでできないのか、一緒に考えていきます。移弦が遅れてるのでは?とか、指の関節が硬いのでは?とか。弓を弦から離したら弓曲がるねとか。

セブシックをやれば上手になるという、セブシック神話がありますが、セブシックでもいいですが、別にセブシックじゃなくても、こうやって攻略しながら磨くこともできます。しかも楽しいし。みんなと楽しくアンサンブルするというご褒美が目の前に吊るされているので、子どもたちも真剣です。もちろん大人も。

音楽が好きな人の健全な欲求

そもそもこういう音楽が必要なのに、このテクニックがないからできない。悔しいし悲しい。練習して上手になりたい!というのが、音楽が好きな人の健全な欲求じゃないかと思います。生徒たちに、健全な欲求を持ってほしいと思っています。

ちょうど昨日、第1回 ショパン国際ピリオド楽器コンクール(2018年9月)の舞台裏を取材したNHKの番組を録画していたので観ていました。2位になった、川口さんというフォルテピアノ歴10年の青年が、フォルテピアノと出会ったときの喜びを語っていたのですが、画家が絵の具をたくさん手に入れたみたいな喜びだったって表現されていて、あああ、なんかわかる!この人、本当に音楽好きなんだなと思って、すごく観ていて幸せでした。こんな音もあんな音も、この弓だったらこんな事もできるんだ!って、私も嬉しかったです。あ、もっと私のはレベル低いですけど・・・。私と一緒にしちゃ失礼ですね。笑)

合宿行く人は、がんばりますよ!いかない人も3月の頭には、練習始まりますからね。そこで練習してたら、まあ楽しくないですよね。第一回の練習から楽しめますように。

 

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