ユッセン兄弟

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以前「航海日誌」というブログをやっていたんですが、そこでも記事の中で出てくる番組、「スーパーピアノレッスン」。何年か前にNHKの番組を、時々録画して観ていましたが、皆様覚えていらっしゃいますか?テキストも買って、一緒に眺めながら楽しんでいました。素晴らしい番組でしたね。ピアニストは全然詳しくないけど、この番組で好きなピアニストも増えました。一番好きだったのがシフで、次がピリス。シフの回で小菅優さんが生徒だったりして、こんな上手な人にもレッスンすることがあるのかって、興味深く観ていました。

先日録画されてる「クラシック倶楽部」に兄弟の若いピアニストが出てきて、わあ、若い。(20歳前後ですよね。)ラベック姉妹みたいな感じで売り出すのかなあ。と思って聴いていました。インタビューで、「兄弟でライバル心はありますか?」ということを聞かれていて、「ピアノに関しては全くありません。弟がうまくいっているとうれしいし、演奏活動の中で調子が悪いと、兄である自分も一緒に落ち込みます。テニスでは、お互いライバル心丸出しで、徹底的に戦いますが、音楽は別です。競争心はあってはなりません。音楽に集中できなくなります。」みたいなことを答えていて、うひょ〜って思いました。しっかりしていますね。この考えには心から同意します。兄弟でどっちが上手かとかそういうことより、音楽をどう作るのか、音楽はどうなのかということの方がずっと大事なポイントで、そこに常に集中していることが大事ですよね。

いつも思うのですが、外国の演奏家ってインタビューの受け答えがすごく上手ですよね。特別なトレーニングを受けてるのかな?もしくは、常に自分たちでもこういうことを話しあったり、気持ちを言葉にしたり、もしくはレッスンで先生と話し合ったりしてるのかな?と色々想像してしまいます。インタビューの中身から、この人の演奏をもっと聴きたいなって思うことがかなり多いです。

演奏もインタビューも素晴らしかったので、検索したら、なんとスーパーピアノレッスンのピリスの回で出演していた、あの小さかった天才兄弟がこんなに大きくなって日本でリサイタルしていた録画だったことに気がつきました。大きくなりましたね!なんか、親戚の子どもが大きくなって立派になったのを観られたような、嬉しい気分だわ。

兄弟で、同じピアノで、同じ先生に習っても(途中は違うかもしれないけど)音が違うんですね。もちろん、体が違うんだから当たり前か。口をモゴモゴ動かして弾く癖をピリス先生に直されていましたが、ちゃんと直ってましたね!(笑)いやあ、かわいかったのに、とっても素敵な大人の男性になっていました。これからも、成長していくのを見届けないと!

 

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