忙しくて練習できない人の練習法

◯完璧を目指しすぎない
先日、実家の掃除に4日ほど帰りました。懐かしい思い出の品々をバッサバッサ捨て去って、大変清々しかったです。高校のときに書いたポエムとか。笑)神田正輝の大ファンで、有里香さんへと書いた色紙とか、もうやってることが今とあんまり変わってなくて、笑いました。人間そうそう、偉くなったり、すごくなったり、悟りを開いたりしないんだなと思って安心しました。
新年度始まって、運動会の練習も始まって、みんな疲れてる頃ですよね。毎年のことなので、全然びっくりしませんし、この時期は、できるだけでいいと思っています。
完璧な練習状態でレッスンに挑もうとすると、途中で心が折れてしまうので、こんな時期もあるともう諦めて、短時間で何をするかという「質をあげる」方に、シフトしていきましょう。
今日は、短時間でやるんだったら、どんな練習ができるか、お伝えしていこうと思います。
◯今日は何分練習できるのか?
時間ができたら、30分や1時間など練習すればいいので、忙しい時期は、まず何分だったらできるのか?自分に問いかけてみましょう。
時間だけじゃなく、体力もあります。脳が疲れているときに、どんなに詰め込んでも身につかないですので、疲れ具合も考慮しましょう。
■5分だったらできる日:いいですね!5分って色々できますね。
まず通さないで、レッスンのときに、先生とどんな練習したか思い出す時間:1分
この2小節を、細切れで練習したな→同じ練習をする:3分
これで、合計5分です。
■5分だったらできる日 :もう、教材がたくさんある人は、どれにするか一個だけにしぼりましょう。セブシックだけの日、曲だけの日、エチュードだけの日。5分を毎日繰り返せば、3日に一回その教材が巡ってきますよね。
■疲れてるけど一回だったら弾ける日:その一回に、すべてかけましょう。せっかくだったら、正しい音程を歌う、リズムを確認する、頭の中で正しい音楽を想像する。できないときは、先生にお手本を録音してもらって、答え合わせをします。そのあと、一回だけ。
■全然楽器ケースも開けられない日:楽器を出すだけが練習じゃないんですよ。楽器が出せない日は、お手本を聴くだけ、歌うだけ、指番号を確認するだけ。難曲を弾いている生徒さんだったら、頭の中で曲想をデザインするだけ、色んな演奏を聴いてみるだけ。これも、立派な練習です。
パーカッショニストの人が、駅歩くまでに、頭の中でリズム練習するって、おっしゃってました。
音源探す元気もないときは、とにかく楽譜を開いてみるだけでも、ぜひ試してみてください。語学と同じなので、とにかく異言語=楽譜を学ぶ途中の生徒さんだったら、忘れないと思います。音符カードやってる子だったら、速読だけでも。
■大事な声かけも練習環境の一部です
今日もこれしかできなかった・・・。と思わないで、できたら「5分も音楽とともにいる私素敵!」って、自分に言ってあげてください。自分を褒めてくれるのは、自分だけです。
お子さんには、「今日は短い時間で集中してがんばったよね」って言ってあげましょう。
反抗期に、親を無視するという状況を、脳科学的に説明すると、「子どもの防御」だそうです。
小さい頃に、たくさん大人の言葉で傷ついてきた子どもは、もうこれ以上自分が傷つくと壊れると思うと、身を守るために無視をする、言うことを聞かないということで、身を守るそうです。ぜひ、おだやかな思春期を迎えるためにも、プラスの言葉をかけてください。そうすると、子どもたちは安心して、音楽を続けていけます。
◯週末にまとめて
普段5分の音出しが不可だったら、週末の疲れてない日、たっぷり眠って起きた日に、練習してみましょう。頭がすっきりしていると、譜読みも速いですよ。
忙しいご家庭は、必ず家に持ち帰る前に、ある程度弾けるようにして、持ち帰るようにしますので、遠慮なく教えてください。できれば、レッスン時間長くしていただくと助かります。また軌道に乗って、バリバリ練習できるようになったら、短く戻していただいても大丈夫です。
もちろん、練習たっぷりできるので60分レッスンという延長も大歓迎です。
60分レッスンを、小さい頃から頑張れるというのも、その子の才能や個性のひとつだと思うので、ご自分のお子さんをじっくり観察して、長い時間のレッスン、頑張れる子なのでは?と思ったら、ぜひ長いレッスン時間おすすめです。色んな方面から、伸ばすストラテジーを一緒に考えていきましょう。
◯伸びる生徒さんは?
人生って、思ったより短いんです。この年になるとすごく思います。いつ人生終わっちゃうのかな?父が突然死だったので、私もある日目が覚めないで、人生終わったりするのかな?とか。
なので、ぜひなんでもさくっと諦めないで、長い目で一つのことをじっくりやっていけたらいいなと思います。あれもこれも、ちょっとずつかじって、50歳になったときに、あれ?私に何が残ったの?と思うことがないように。本当に、あっという間に、人間って年を取るんですよ。笑)年取ったときに、残る学びを続けてほしいと思っています。
週末しか練習できなかったのに、部活で弦楽部に入って練習を始めたら、中高で長足の進歩を遂げた生徒さんもいます。それも、それまでの基礎の蓄積があったからだと思います。大人になっても、アマチュアオケで活躍しているそうです。
小さい頃は、教室で寝っ転がってたのに、レッスンできちんとできる年齢になったら、すごい進歩を遂げた生徒さんもいます。
よくブログでも書いていますが、バイオリンが上手になるだけではなく、音楽の習い事は、生きる力も育てていくことが、科学的にも証明されてきました。
もちろん、夏休み冬休みも、いつだって全然練習しないし、それを悪いこととも思わずに堂々とレッスンにきてくださいとは言いません。完璧を目指さなくとも、何か得るものがひとつでもあるようなレッスンを目指しています。
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