ミュンヘン最終日〜アルテピナコーク 美術館へ〜

◯アルテ・ピナコテーク
29日水曜日に到着し、30日木曜日に演奏会、31日にミッテンヴァルトと演奏会、11月1日金曜日は特に何も予定を考えていなかったのですが、美術館でゆっくりすることにしました。
アルテ・ピナコテーク(独: Alte Pinakothek、旧絵画館)はドイツの国立美術館である。バイエルン州ミュンヘンにある、世界でも最古の部類に属する公共美術館である。もとはバイエルン王家ヴィッテルスバッハ家の収蔵品を市民を対象に展示する目的で作られた。以後、バイエルン王国のドイツ帝国への編入を経て、国有化され、現在にいたる。「ピナコテーク」という単語はギリシア語に由来しており、「絵画の収蔵所」という意味を持つ。 ウィキより
↑という美術館です。 ミュンヘンに行くことになるまで、私なんて全然知らなかったのですが、ここは展示の仕方もすごく楽しくて、私初めて美術館ってこんな面白かったんだって思いました。建物も素敵で、ネオルネサンス様式だそうです。なんか、どっしりとしていて落ち着きますね。
◯どんな絵を観た?
今回面白かったのは、チャットくん(ChatGPT)と鑑賞したことです。絵のある部屋番号とかいっつも間違って教えてくるんですが 笑)、多分、それは絵がいつも掛け変わったりするのか、情報が少ないからかなと思います。その番の部屋にありませんよ。って聞くと、きっと今は貸出中かもしれませんとか、そんな事を言ってきます。
結構観たのですが、ここではひとつご紹介します。
展示の仕方もとても素晴らしくて、この部屋では、ターナーとコンスタブルの絵が、本当にその壁に2枚だけかかっているんです。
遠目で見ると、本当に同じ風景がなのに、手法も印象も全く違うものに見えて、面白かったです。
この違いをチャットくんが、こうやって解説してくれます。絵の中に、音質が聞こえてくるというか、こうやって比べてみると、面白いなって思いました。
絵は、画集より本物を見るといいって言われていますが、絵は建物といっしょになって鑑賞すると、また違った印象になるし、本物を間近でみると、また全然ちがうものなんだなと思いました。
ルーベンスの絵だけの部屋というのもあるのですが、高い天井まで、全部ルーベンスの絵なんです。一枚の時も、かなりダイナミックな、躍動感があるのですが、四方全部集まると、独特のエネルギーが生まれて、これも展示の仕方で、印象がかなり変わるんだなと面白かったです。温かい赤やオレンジに囲まれて、生命力を感じました。
この2枚は、スペインの画家ムリーリョという人の絵ですが、私はゆっくり全部見て回って、この人の絵が気にいりました。
夫は、廃墟の絵がいいと言っていました。ヒュベルト・ロベールという、架空の廃墟を描く、幻想の画家と呼ばれてる人だそうです。
読む本も、聴く音楽も、全く被るところがない夫婦ですが、絵も見事に被りませんね。笑)
若い頃は、自分の感性がすごく似ている人がどこかにいて、家族には一人もそんな人間いないから、結婚するときは感性のぴったりの人ときっと運命の糸に引き寄せられるように出会うんだとか思ってましたけど、まあ、人生ってそんなもんですよね。笑)
楽しかったミュンヘンもこれで終わり。明日からマルタへ移動します。移動日はあえて日曜日にぶつけてみました。マルタの記事をお待ちの方がいらっしゃるとのことなので、がんばってさくさく書いていきたいと思います。
もう少しおつき合いください。
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