室内楽の合わせ終わりました

 

皆さん夏休みの最後楽しんでいますか?
最後の土日で室内楽で発表会に出る生徒たちの、合わせの練習をしました。基本的に一回。心配な人は二回です。音大時代に、「プロは2回で合わせられて本番ができる人のことを言う。何度も練習しないとだめな人間には、仕事がこない」って言われて、新しい曲をどんどん合わせる練習をさせられました。絶対誰も弾いたことがないような曲で、もちろん楽譜の持ち帰りも禁止。正直あの弦合奏の授業が一番卒業して役に立ちました。本当の実力ってこういうことを言うんだなと。

まあ、生徒たちはもちろん練習してきますが、合わせるのは一回か二回。まさにプロ並みです。(笑)私としては今日合わなかったらと思うと内心、ドキドキにハラハラなんですが、全員合わせることができるようになりました。ちょっと怪しかった子も録音撮って帰ったので、それに合わせて練習するはずです。小さい頃からデーターに合わせて勉強をさせてきた成果ですね。本番でうまくいくかはわかりませんが、ここまでの勉強で十分本人の成長に役に立っているのではないでしょうか。

嬉しかったことはたくさんありますが、小さい頃から教えている生徒たちの、生き生きとアンサンブルに向き合う姿がとても嬉しかったです。自分のペースと違っていたら「もっとゆっくり弾いてもらえますか?」と自分で先生達にお願いしていて、自分でなんとかしないとと思っているところが嬉しかったです。合わせて下さった先生方は、生徒たちを小さい頃から知ってるので、「本当に成長したね。もう一人の小さい音楽家だね。小さいってつけなくてもいいくらいだね。」っておっしゃって下さっていました。

大人の生徒さんも、最初はかなり緊張してるんですが、だんだん自分を取り戻してきて、少しずつですが、表現しようというところまでがんばっていてよかったと思いました。まあ、本番でうまくいくかどうかは、この際どうでもいいです。ここまで頑張ってきたことが大事なんです。

魯山人が、美しくないものを見るとついつい怒りが湧いてくるという話をテレビでやっていましたが、きれいなメロディーを幼稚に弾いてたりすると、私も怒りが湧き上がってくるタイプで(笑)どんな小さい生徒でも、Mozartをようかんみたいなベッタリした音で弾いてるとか、ゴシゴシ弾いてたりすると、なんかついつい注意してしまうのですが、小さい生徒が、2楽章を上手に弾いててじんとしました。

いざという時にどんな力が備わっていればいいのか、こういう土壇場を経験すると、いつも気がつくことがあるのですが、音楽はまさに一夜漬けの教育は役に立たないんだな。この曲だけ急に頑張っても、そもそもその子に表現力とか、合わせる力とか、テンポキープの力がないと、もうどうにもならないんだなということを改めて感じました。発表会終わったら、またこういう基礎的なことを、しっかりとやっていこうと思います。

どこかの塾の先生が、「基礎力」ていうと、「易しいこと」と思う人が多いけど、それは違っていて、他のことに応用がきく力だってツイートなさっていて、それは確かに!と思いました。

この曲は易しすぎるから勉強にならないなんてことは、絶対にないですね。そういう曲でこそ、基礎力を取り出して、しっかり勉強できます。基礎力がある生徒だったら、少々背伸びして曲を選んでも大丈夫だけど、基礎力すっ飛ばしてる子が少々背伸びをしたら、音並べて終わりって感じになっちゃいます。曲選びも難しいなと思いました。

さあ、あと練習できる日は4日です。一日一日、何をどう練習するのか、しっかり考えながら練習しましょう。

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