ロザリオのソナタ全曲演奏会 二日目

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先日ロザリオのソナタ全曲演奏会無事に終わりました。頑張ったうちの子は下の楽器です。上の楽器は弦がクロスしていますが、見えるかな?

二日間で、延べ100名以上のお客様にご来場いただきました。本当に嬉しいコンサートで、出演者の皆様、お客様に心より感謝申し上げます。

私は宣伝のお手伝いと当日のお手伝いをちらっとしただけですが、夫と、いつもうちの合奏団でコントラバスのエキストラに来てくださるUさんは、二日間ずっと手伝ってくれました。生徒たちもチラシを教会に近所の教会に置きに行ったり、東京ムジークフローで宣伝して回ってくれたり、印刷物を配達してくれたり、みんなで協力しあって私はとても助かりましたし、また楽しかったです。

もちろん先生のお弟子さんを中心に、いいものを聴きたいと集まって、ネットの力で音楽が好きな人に情報を共有してもらえたのは、すごい感動でした。これから、単に大きな音楽事務所でやってるからとか、日本で有名人だからというだけじゃなく、この曲が聴きたい、この人たちの演奏が聴きたいという、その人その人の応援したい芸術家を独自に持ちつつ、楽しむ時代が来るのかなと思いました。

そして、バロックバイオリン阿部千春さんを中心に、テオルボ蓮見岳人さん、オルガン大井浩明さん朗読は濱田壮久神父様の素晴らしい企画でした。全曲聴いてもらうだけじゃなく、解釈のあとに、聖書の朗読があり、そのあとに演奏という企画。プログラムには、楽器のこと、ピッチのこと、様々なその日の演奏に対するメッセージがつまっていました。

私自身全曲聴いた感想は、調弦が一台ずつ違うことで、楽器の音色が全然違っていてびっくりしました。1日目に聴いた自分の楽器の音色が二日目の調弦では全然違う音で、あれ?本当に自分の楽器?ピッチが当時のピッチということで、かなり高めだったのにもびっくり。バロックバイオリンはいつも415Hzとは限らないんですね。

自然界に存在するものを音で現すということが、この時代されていたそうですが、天使の羽のはばたきや、黒雲や、嘆きや、ラッパの音や、たくさんのものが聴こえてきました。この時代の音楽の魅力って単にきれいな音で、きれいな旋律を奏でるってことだけじゃなく、心をかきむしられるような激しい表現もあり、より人間に近い感じがしました。

いいものを聴いた後は、激しく練習したくなります。お正月休みは、ゆっくりとバイオリンと向き合えるといいな。ご来場いただいた皆様、そして演奏朗読の皆様、本当にありがとうございました。またどこかでお会いできることを楽しみにしています。

 

 

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