ピアノの魔法大公開!セミナーに行ってきました。

ピアノランド全

 

 

今日は銀座までセミナーに行ってきました。ピアノランドフェスティバルのプレセミナー。タイトルは「ピアノの魔法大公開!」ピアノというよりは、曲を表現するってどういうことか?という根源的な話が多かったので、ピアノ教師ではないバイオリン教師の私にも、本当にためになる講座でした。何より音楽ってどうしてそこに存在するの?ということをもう一度考えられて、私にはすごくいい日になりました。暑いけどがんばって行ってよかったです。

前半は、ピアノのテクニックの話、ペダリングの話、そしてコードの話でした。その曲でコードやドミナントモーションがわかるとどんないいことがあるのか、というお話を、本当に分かりやすく、そして歌ったり、一緒に聴いて体感したりしました。コード塾が終わってもう一年位経つのかな?久しぶり先生とコードを歌ったり聴いたりして、すごく楽しかったです。また通いたいなあと思いながら講義を受けました。弦楽器だと、コードは人と一緒に作り上げます。一緒に演奏する人同士で共通の認識を持って作っていくためには、やはり話しあうためのボキャブラリーが必要だと思うので、コードの知識はすごく大事だなと思います。指揮者の先生が指導してくれるとしても、どうしてそこをそういう風に要求されるのかわかるとなお楽しいですし、指揮者のいない室内楽だったら、自分たちでつくり上げるので、楽曲分析は絶対だと思います。時間と音程を合わせただけじゃなくて、音楽の表現も合わせていけるというか。先生のお言葉をお借りすると、音楽のストーリーを同じように解釈していけると、本当に楽しいんですよ!西洋の人たちは、趣味で室内楽をいくつになっても楽しむそうですし、昨年オランダでのコンセルトヘボウで行った室内楽のコンサートはすごい盛り上がりで、室内楽=地味なコンサートというイメージを日本で植え付けられていた私はちょっとびっくりしました。今日この講座を聞いて、ヨーロッパの人って、少人数でつくり上げるコードの移り変わりを、きっと楽しんで聴いてるんだろうなあと思いました。

後半は、フェスティバルに出演する候補の生徒さんたちの作曲の作品発表で、その曲に対して先生が解説をするというスタイルでした。どの作品も個性的で、自分が表現したいことがまずあって、それを曲にした。という感じの曲ばかりで感動しました。夏が大好きって気持ちを歌った曲があって、わたし的には、それが一番心が動きました。そうそう、私も小さい時って、こんな気持で夏休みを待ってたなあって、小さいころの夏休みを思い出してすごくうれしくなりました。本当に短い曲なんですけど、まだ若い両親とか、小さいおかっぱの私とか、もうボロボロになった畳の居間とか、井戸水で冷やしたすいかとか、色んなものが映像となって頭に浮かんできました。小さい私は、いっつもデタラメ歌を作って鼻歌を歌ってる子どもだったらしく、その鼻歌を父がオープンリールの録音機に録音してくれていたものがあって、おとなになって聴かせてもらってゲラゲラ笑いながら聴いたことも思い出しました。そうそう、音楽の原点ってこれですよね!もうどうにも止まらない気持ちが、つい音楽になって出てくる。きっと、100年前の作曲家も、今生きている作曲家もこんな気持で曲を作ったんだ!!と思うと、音だけまちがえずに並べてエライと思っていては申し訳ないんだなって、心底思って襟を正しました。

帰りは、うちのピアノ講師の豊永先生と、ランチして熱く語って帰りました。そうそう、今日はバイオリンの大人の生徒さんもいらしてたんですよ!フェスティバルも行かれるそうです。私ももちろん行きます。ピアノランドフェスティバルも今から楽しみです!

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