ティーンズと都響のジョイントコンサートに行ってきました!

◯都響60周年企画
豊島区に住んでいながら、こんな素敵な企画があるなんて、ずっと知りませんでした。東京都と東京都交響楽団の主催で、ティーンズと都響メンバーが、一緒にコンサートをするという企画が13年ぶりに実現したそうで、すぐ近所の芸術劇場で開催されるということで、行ってまいりました。
すごいですね。これ、大人バージョンもあったら、私もぜひ応募したかったです!
クラシックの演奏会に行っても、年齢層が高いという話をよく聞きますが、都響は、小学校4年生から高校生までのヤングシートを作って、ご招待のある演奏会などもあるそうです。こういうジョイント企画などもあれば、「あ、あのとき隣で弾いてくれたお兄さんが出てるとか、お姉さんが出てる」なんて、クラシックの演奏会も身近になり、聴衆が育っていっていいですね。
この企画にも小さい頃参加されたOGの方が、プロになって都響に入団して、この日は一緒に弾いてくださったそうです。指揮者の先生のMCでも、都響の演奏を聴いて、本格的にプロを目指したとおっしゃっていて、都響は昔から都民に愛されているオーケストラなんですね。
今回のプログラムは、
シベリウス作曲 交響詩「フィンランディア」
ワーグナー作曲 楽劇「ニュールンベルクのマイスタージンガー」 でした。
オーケストラ入門では、ピッタリの2曲ですね。
◯生徒さんも出演しました!
実はこの演奏会は、生徒のお母様からのご招待でした。そうなんです!生徒ちゃんが、書類審査に通って、ちょうど演奏会の日程も、練習日程も空いていたそうで、参加しました。
参加できることが決まったとLINEがあったときは、私もとても嬉しく、本番聴きに行けたら嬉しいなと思っていたら、なんと奇跡的に私のレッスンがない日!こんなご褒美あるでしょうか?!
そして、なんと驚くことにコンサートマスターの席に座っていました。
どうやって、リーダーに選ばれたか経緯を聞いたら、都響の人が、弾く様子を見ていて、前に座ったり、後ろに座ったりして、最後にコンマスの席になったそうです。
小さい頃から合奏のレッスンに、室内楽のレッスンに、合宿に、どれも嫌がることなく楽しそうに参加していたので、きっと合奏がもともと大好きなんだと思うのですが、都響の先生方が、その楽しそうな姿を見て選んでくださったとしたら、とても嬉しいです。
教室の合奏では、何曲もコンサートマスターをお願いして、全然それをプレッシャーに感じず、むしろ喜んでやっていたところがあるので、(何曲ものると、練習時間も必然的に長くなる・・・)こうやって選んでもらえて、「さすが!都響の先生方、わかってらっしゃる」と。(上から目線すみません 笑)
この日も、楽しそうにみんなを引っ張って、そして都響のコンマスに譜めくりしてもらって 笑)幸せそうに弾いてる姿を見て、感無量で涙が出ました。
こんなに長い間続けてくれて、しかも、こんなに先生にいい思いをさせてくれて、本当にありがとうと言いたいです。
小さい頃から、お母様にもお家での練習もたくさん見ていただいて、ありがとうございました。どうしたら弾けるようになるのか、いつも私と一緒に考えてくださって、工夫してくださっていました。
たくさん思い出話を書きたいところではありますが、個人情報もありますのでこれ以上は自粛したいと思います!
◯子どもを教えているときに 私が大事にしていること
カルテを見たら、この生徒さんは、4歳の年少さんで始めていました。一番最初のカルテ内容は、「きいてきいて」の指差しって書いてありました。笑)きつねとうさぎ体操もやっていました。(かわいい)その子の様子を踏まえて、レッスン内容は変わりますが、大筋、みんな最初の頃は同じレッスンをしています。
楽譜を読めるように指導して、アンサンブルをしながら、ヴァイオリンが上手になっていくルートです。最初から、音楽を聴いて手を叩いたり、ピチカートをしたり、指差しをするなどの音楽活動をすることが多いです。
コンクールに出たいという子がいないので、コンクールには出したことはありません。英国王立音楽検定は、良いテストだなと思っていて、受けている子もいます。
「普段、大事にしていることはありますか?」と聞かれたら、
1)究極は、その子の幸せな音楽活動、そして人生であってほしいと思って教えてます。
音楽と巡りあえて、幸せな人生が歩めたと思ってもらえたらとても嬉しい。
2)読譜ができてアンサンブルができる様に導く。
読譜ができたら、アンサンブルに参加しやすい。アンサンブルが上手な人は、友達に誘ってもらいやすい。音楽の友達が増える。幸せな音楽活動ができる。
3)長く続くように導く。
音楽=幸せなことだったら、長く続く。長く続けられたら、最初に歩みが遅かった子でも、数あるおけいこごとの一つでしかなかったヴァイオリンでも、きっと上手になる日がくる。そしたら、一流のアマチュアになれる日がくる。
いつもそう思ってレッスンしています。その子の練習量が少ないから、やる気がイマイチだから、音大に行くことも、コンクールにも出そうにないからと、手を抜いて指導したことはないです。これは、自分の胸に手を当てて断言できます。
街のしがないヴァイオリン教師の私に、今回こうやってご褒美がやってきました。合奏のワークショップや、発表会企画など、正直大変なことも多く、ふと、もう今度で終わりにしようかなと思うこともあるのですが、これからもより一層頑張ろうと今は思っています。
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