2026年独奏発表会 レポート 1)

私の大好きな、明日館の窓です。一日目まぐるしくて、あまり建物を楽しむ余裕がなかったのが悔やまれます。撮影夫。
◯無事終了しました
2025年度の発表会を、2026年1月25日日曜日、池袋にある自由学園明日館に講堂で開催しました。午後12時に開場して、午後6時30分ころまでの、長い長い発表会。終わって充実感でいっぱいです。
エントリー59名 一人都合で早々にキャンセル、その後インフルエンザで3枠欠席となりました。
自分でもかなり麻痺していますけど、ちょっと一日での開催は異常ですよね。次回は弦楽オーケストラなので全クラス合同にしますが、その後からは、日にちを分けて開催しようと思います。
本当に、生徒の皆様お疲れ様でした。そして、勇気を振り絞って参加を決めてくださり、その勇気を心から讃えたいと思います。もちろん、もう演奏家になるわけじゃないですから、合奏だけ参加したり、独奏はパスでも全然構いません。人それぞれ志向性もちがいますし、独奏ができなくても、人と楽しく合奏できる能力があれば、楽しい音楽人生ですし、生徒さんのペースでこれからも参加したり、しなかったり。ご自分で決めて楽しんでいってください。
ソロに出ない生徒さん方は、その間ずっとニールセンとかヴィヴァルディーとか、合奏の練習を続けていらっしゃいました。いよいよ合奏のシーズンが始まります。長らくお待たせしました!
◯プログラムの選曲
今回も、バラエティーに富んだプログラムとなりました。
どんな曲にも動じずに、ひたすら伴奏を引き受けてくださる、堤先生には、心より感謝しています。ほんっとうに、何でも弾いてくださるんです。しかも、かなりの研究をしてから、合わせに挑んでくださいます。仕事ですから、仕事としてタイパよくコスパよくやることもできると思うのですが、そこがもう、なんというか、そんな「仕事」という枠を超えて、練習してきてくださいます。
今回もタイユフェールの小品やら、チャイコフスキーの小品やら、ブルッフやら、シベリウスの小品とか、ブラームスのソナタやら。毎回伴奏合わせを全部録音をして、自宅でも聞いて、また練習して2回目に挑むという感じです。
特に、異色な感じの曲を集めようとか思ってないんですが、毎回こんな感じになります。教科書に載ってる曲を弾かせるのは、バイオリンランドクラスのみで、ほかはとにかくいい曲を、その子が大好きになってくれる曲を選ぼうと思って、何曲か見繕って、子どもたち本人に選ばせています。なので、昔から教科書に載ってるザイツとか、バッハとか、ヴィヴァルディーとかかなり珍しいです。そんな曲ばっかりのプログラムだと、先生の教材研究不足が丸見えなような気がしますし、せっかくの華やかな舞台ですから、生徒たちが輝いてみえる曲を選んであげようと思うと、こんな感じになります。
教科書に載ってる曲が、魅力がないと言ってるわけではなくて、他の曲でも身につけること、勉強できることは変わらないと思っています。
大人の生徒さんは、とにかくなんでもいいと言ってあるので、好きな曲をもっていらっしゃいます。よほどのことがない限り、反対しないようにしています。背伸びし過ぎで間に合わないだろうとか、そういう時は相談です。
まああ、本当に皆さんどれだけ音楽が好きなのって言うくらい、私の知らない曲を持ってきます。笑)日の目を見てない楽譜が、まだ山ほどうちにはあるのですが、結局生徒がやるといえば、私も持ってなければ購入します。もう、いくら楽譜代に費やしたか考えたくないです。笑)多分、車一台は余裕で買えます。もう弾く曲なくなったななんて日は一生来ないので、皆さん安心してください。
この前、インスタに流れてきた動画で、アパレルの仕事を何十年もやっているという70代の男性の店員さんが、お客様がこれが欲しいと思ってても、似合わないものは勧めない。この服の方がその人が輝いて見えるものを勧めてあげて、感動してもらうことが自分の仕事ということをおっしゃっていて、もう、これ私は首がもげるほど頷きましたね。
これだけしか今は技術がないけど、その人が輝ける曲を探すことに、私もすごくやりがいを感じています。今回は、一緒に曲選びをしたみんなが、十分に輝けていて選曲は大満足です。
◯ブログ効果
何人かの方に、直前に私が書いたブログに励まされたという嬉しいメールをいただきました。
言葉って、その人へのプレゼントだと思っているので、その言葉が届いたとしたら、とても嬉しいです。
私の父は若かった頃はとても血気盛んで、躾にも一所懸命で、小さい頃「そんな悪い子はいらないから、出て行きなさい」とひどいことを言われて (今だと虐待ですね!笑)、姉と二人で風呂敷にお荷物をつめて、家出したことがあります。姉と倉庫の裏あたりに隠れていたら、父が血相変えて探し回っていて、それを物陰から3歳と7歳くらいの姉妹二人でながめていました。家に車がないので、タクシーまで呼んで、さあ、探しに行くぞみたいな感じでした。爆)
そんな父も、私たちが思春期になるとかなり言葉選びには気を使っていた記憶があります。父としての経験を積んで、言葉選びが上手になったのかもしれません。父からは、大事な場面で、たくさんの勇気が出る言葉をもらったので、今でもしっかり胸にしまってあります。
先生として、いざ生徒をたった一人で舞台に立たせるという大事な場面で、どんな言葉で送り出せばいいのか、どんな言葉だったら勇気が湧くのか、毎回考え抜くのですが、あの伴奏合わせで疲れ切った夜中に、ブログを書いておいて良かったなと思いました。
お家で振り返りをしてくださっている素敵な家庭も多く、思春期の子が、お母さんとそんなに素敵な会話をするのかと、ご家庭の素晴らしさを、再確認したりしています。
親子って、意外と会話や対話をしているようで、案外してないことが多いじゃないですか。小言を一方的に言ってるのは、会話じゃないですしね。笑)ぜひ、この発表会を機に、たくさん言葉で気持ちを通わせていただけたらと思います。
ブログ効果なのか、どうなのか。今回は、思春期の大きな子どもたちと、大人の生徒の皆さんが、見事に落ち着いて弾いてくださり、聴いてて感動しました。小さい子は、なんともなくニコニコで弾いてくれるのは、毎度のことです。
ずっと発表会を聴き続けている夫が、「今年の発表会はすごいね!誰も緊張しすぎて破綻してる人が一人もいなかったね」と言っていました。最初は「ホールの威力だな。ミューズが住んでたよ」と思ったのですが、確かにそれも大きかったのですが、完璧に弾こうなんて思わなくていいんですよ。十分にみんなが頑張ってることは分かっています。というメッセージが届いていたのかなと思います。
ノーミスで完璧とか、そんなものは誰も求めてないですし、それよりも、みんな音楽を聞きに来てくれているわけです。完璧なのに、どこにも盛り上がりも、気持ちも入ってない音楽を聞かされたら、とても寂しいですよね。
◯プログラムの質問
毎回、プログラムを書いてもらうのに、いくつか質問を用意しています。今回はこんな感じでした。
・学年 ・発表会は何回目ですか?
・あなたにとって音楽をしている時間はどんな時間ですか?
・好きなアーチストや尊敬する作曲家は?いつか弾きたい曲はありますか?
・この曲のすてきなところ、がんばったポイントを教えて下さい。
来てくださった方が、その方の人となりを知りながら聴けたら楽しいだろうなと思って作っているのと、演奏する側、ご招待する側も、「あれ?私なんでヴァイオリンやってるんだったっけ?」とか、「私この曲で何を表現しようと思ってたのかな?」ということを、もう一回本番前に振り返ってほしいなという気持ちで、原稿を書かせています。
面白い原稿もたくさんあったので、いつか皆さんにも許可をいただいて、ご紹介できたらと思っています。
感想やお礼のメールもたくさんありがとうございます。私なりに一所懸命教えていて、「こんなに子どもが成長できて嬉しかった」と、満足いただけた保護者の方々の言葉で、大変励まされています。これもだめで、あれもだめでと言われると、あなたの指導力だめでしたと言われているようで、めげますよね。笑)
ああ、また長くなってしまいました!続きはまた次回。素敵な発表会の感想も、許可をいただいてぜひご紹介させていただきます。
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