第28回ホームコンサートと伴奏合わせ

◎伴奏合わせ
2ヶ月前の旅行の話を書いたかと思ったら、もう伴奏合わせの話です。12月27日土曜日28日日曜日、一ヶ月前の伴奏合わせを実施しました。
私は一ヶ月前の出来が、だいたい本番のできだと思っているので、(本番って自分の家で弾いてる出来の、大体3割〜4割減くらいじゃないですか)まあ、このくらいには発表会最低ラインで弾けるんだなという、なんとなく予想が立ちました。皆さん、年末ご多忙な中、時間を作ってくださってありがとうございました。
今回気になったことは、皆さんいい人すぎるということです!一人で弾いてるときは、あんなにわがままに、ここはためて、ここは先へいって、なんて自由に弾いていらっしゃるのに、伴奏がつくと、伴奏に合わせてしまうんですよね。もっと、ここはこうするんだ!って気概をもちましょう。
私が隣でこうやりたいんだよねって歌ったり、弾いたりすると、ちゃんと先生はそうついてきてくださるんですが、私がいないとなかなかそこがうまくいかないな、アゴーギグ教えるって難しいなって思いました。私も、レッスン中にどうしたらそうできるようになるのか、一緒に考えてみたいと思います。
この最後の一ヶ月が、一番楽しく、一番伸びる一ヶ月です。本番があるって素晴らしいですよね。本気で取り組んでくれる一ヶ月なので、私も心してレッスンに臨みたいと思います。この一ヶ月前の出来を、ぜひ超える演奏を期待しています。
◎28回目のホームコンサート
ピアノと違って、弦楽器って精神状態が如実に出る、しかも音に影響しやすいというのは、音大の公開試験などを聴いてても、すごいなあ、難しい楽器選んじゃったなあって思いました。みんな、どんな上手な先輩でも緊張していました。
ピアノの鍵盤は、手が震えてても、まあ、ピアノの音がしますけど、ヴァイオリンはもうヴァイオリンの音にならなくなるといいますか。上がりの対策とか、本当にセミナーなど多いですし、みんな困ってるんでしょうね。
プロもアマチュアも、本番で楽しく弾けるというのが、永遠の課題なのかなと思います。子どもは、アドレナリンをいい集中にもっていけますが、大人の人はもう大人なので、そこをいい集中に持っていくのには、少し工夫が必要です。
なんで、「震えるか?」というと、危険にさらされたときに、逃げるか戦うかという体制を取るために、人間として当然の体の反応だそうです。子どもは誰かが守ってくれるので、そこまで震えないそうです。大人は誰も自分のこと守ってくれませんからね。
なので、震えてきたら、「体が集中するために準備している証拠なんだな」と思ってください。
そして、「あれ?戦いに来たんだっけ?笑)いやいや、だれも自分のこと殺さないし、逃げる必要も戦う必要もないよ」って、体に言い聞かせてください。嘘でもいいので、ニコニコ笑うと、脳が「今は命の危険がない」と判断するそうです。にっこり笑えなくても、口角あげるだけでもいいそうです。
そして、呼吸も大事ですよね。吐くと、副交感神経が優位になります。
交感神経:緊張、興奮、闘うモード
副交感神経:安心、回復、整えるモード
この2つは同時に最大に働けず、どちらかが上がると、もう一方は自然に下がるそうです。副交感神経がが働くと、アドレナリンが変に暴れなくなるそうです。
そして最後にやってほしいこと、ひとつだけ自分に音楽のことを語りかけてください。
「今日は一音目は、ビオラみたいな深い音を出そう」「一音目のビブラートは、ゆったりかけよう」「出だしの弓はたっぷり使おう」などなど。
たくさんだと混乱します。ひとつだけですよ!楽譜に大きく、その考えようとしていることを書いておきましょう!
そして弾き終わったら、「あそこはうまくいったな」「あの中でも音楽しっかり表現してた」という言葉を自分に語りかけてください。本番は、ずっと続くわけですので、記憶をいいものだけ上書きしていきます。それが、次回へのよりよい本番につながるそうです。
よかったところをカードに書いてもらうというのをやっているのですが、それは本当に「上がり」に効果があるそうです。本番後って、妙に駄目だったところを記憶してるじゃないですか。その記憶を引きずると、また次回同じことになります。上書き大事です!
◎懇親会
第3部までやって、それぞれ全部に懇親会をやりました。
どの部も話が盛り上がって、とても楽しい時間を過ごしました。弦の人はアンサンブルがやりたいと思って、始める人が多いので、お話もとても上手ですね。自分の話が終わったら、他の人のお話も聞くとか、質問を投げかけるとか、わあ、本当に皆さんステキな大人の生徒さんがただなと思って、感動しました。世の中には、自分の話だけして、全然人の話は聞かないし、興味もないなんてシャットダウンする人もいますが、きっと人生のアンサンブル損してるだろうなと思います。
保護者の方たちとも盛り上がり、こうやってお子さんの話もちゃんと聞いてあげてるんだろうなって思いました。子どもたちは、大人の話の邪魔をしないで、おとなし〜く本読んだりして、待っててくれましたよ。
ピアノの生徒さんも連弾をやりたい!という生徒さんもいらして、アンサンブルお好きなんだなと思いました。きっとその企画は実現したいと思いました。
最後の部は、近所のワインのお店「カワセミ」で、コース料理と美味しいワインで忘年会をしました。子どもたちも来てくれて、二次会も11時ころまで盛り上がりました。二次会だけワイン持って登場してくれた生徒さんもいらして、本当に楽しかったです。ベルギーのめちゃくちゃ美味しいワインの差し入れも!もう一本のワインは、私がしっかりいただきます。笑)
合宿やると、絆が深まっていいですね。今回の合宿は貸し切り人数まで集めるのも、色々大変だったのですが、やってよかったなと思いました。
「みんなで何かを作り上げる」とか、「飲み会」とか、コロナで廃れていったのかな?と少し寂しいこともあったので、今回はまた昔のように楽しくやりたい人もいらっしゃるのかもと嬉しかったです。
二次会では、みんなでわちゃわちゃ旅行がしたいという話も出て、「旅部」を創設したことを、ここにご報告申し上げます。「自転車部」「駅伝部」「ワイン部」「旅部」課外活動もやっています。笑)では、来年こそは勇気を出してホームコンサートに出演するぞという生徒さんを増やすために、ここにカワセミの料理をアップしておきます。
これに最後はチーズケーキがついてましたよ。
来年は、もっともっと、色んな人に本番の楽しさを知ってもらいたいと思っています。まずは、美味しいお料理で奮い立っていただけたら嬉しいです。
皆様、今年もお世話になりました。どうぞ良いお年を!
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