夢を叶えながら　人生が進んでいく人たち

2025年6月2日 / 最終更新日 : 2025年6月4日辻有里香

◯ごきげんバンドのライブに行ってきました

もう一週間前になりますが、ごきげんバンドのライブに六本木まで行ってきました。その時の様子はこのノートの次のノートに、ボーカルでバンマスの樹原涼子先生が、書いてくださっています。

曲が出来上がる瞬間って、すごいですね。このノートを読みながら、書かずにはいられなかった先生の様子を想像して、ぞくぞくしました。

先生の主催される「コード塾」という講座にも、何年か通って勉強しましたが、何週間かに一回、宿題の発表順が回ってくるんです。その時の講義で出される課題なんですが、童謡にコードをつけようとか、即興でなにか弾いてみようとか、ペンタトニックで曲作ってみようとか。

本当に社会に出てから役に立つ、コードの実践編という感じで、本当に通ってよかったと思っている講座です。

一番苦手だったのが、知ってる曲にコードを付けてみる。もうね、和声とか大学院の院試を突破した身でありながら、もう笑っちゃうくらい、ださださのコードしかつけられなくて、情けなかったですね。笑）

一番得意だったのが、カデンツァを作ってみようでした。べートーヴェン風なのが、どんどん頭に浮かんできて、先生にも褒められました。体内にないものしか出てこないんだなというのが、その時の実感です。

◯皆さんの夢なんですか？

日本はもうずっと30年くらい不景気だし、毎日みんな生きてるのに精一杯だし、バブルの頃の威勢の良さは、多分一部の豊かな人達の世界でしかなく、親が豊かでも、その次の世代が親ほど豊かになるのは、本当に難しい時代に入ってくるのではと思いますが、そんなギリギリの世界で生きてても、ばしばし夢を叶えている大人って、私の周りにたくさんいます。

このライブをなさった樹原涼子先生も、そんなお一人じゃないかと思います。

例えば、この曲湧き出てきたから、みんなに聴いてほしい！歌もずっと続けたい！というのが、先生の夢で、こうやってさくさくっと叶えていらっしゃる。多分、そこに至るまでには、ものすごいいろんな壁を乗り越えたりしてらっしゃると思いますが、それさえも楽しいことにしていらっしゃるのではと、推測しています。

「人生クレッシェンドしていきます！」ってMCでおっしゃってましたが、もう、絶対この方そうなさるに決まってる！って思ってしまうほどの、熱量の多いライブでした。

小さい頃って、「夢はなんですか？」って聞かれると、お花屋さんとか、保育士さんとか、看護師さんとか、学校の先生とか、みんななぜか職業を答えるんですが、大人になったら、その答え方だと、もう夢なくなってるじゃないですか？笑）

私の高校のときに、すごい美人の友達がいて、卒業文集に、「自分の夢は、すごい都会のピカピカのビルに入ってる会社のフロアを、ハイヒールでコツコツ歩くのが夢です。」って書いていた子がいて、（もっと上手な文章だったんですが）それが、まさに目に浮かぶような子で、ハイヒールでコツコツが夢なんて、すごいなって思ったんです。OLさんになりたいんじゃなくて、ハイヒールを履いてコツコツ言わせながら歩きたいんですって。そのときに、夢って、こういう事を言うんだよなって思ったんです。

職業家としてのヴァイオリニストになりたい。はもう叶わないかもしれないけど、このホールで、青いドレスを着て、ブラームスのソナタを弾くのが夢とか、赤いドレスを着てラロを弾くのが夢とか、そんな夢だったら、何歳になっても夢見れるし、夢叶いますよね。

生徒さんたちも、ご自分の夢をいっぱい持っていらして、メンデルスゾーンのピアノトリオを弾くのが夢とか、バッハの無伴奏全曲弾いてみるのが夢とか、親子でカルテットを組むのが夢とか、二人でとなりの席でオーケストラに座るのが夢とか、毎日、その夢を叶えるべく、教室の先生たちみんなで頑張っています。

私もまだまだいっぱい夢があります。自分でバロックの曲の分析ができるようになるのが夢だったり、ブラームスの六重奏を全曲生徒と演奏するのが夢だったり、パリに行って朝イチでクロワッサン買って食べるのが夢とか、ニューヨーク行って、ジャズを聴いてみるのが夢とか、ブルージュの古楽音楽祭に行ってみるのが夢とか、ヨーロッパの川下りをクルーズ船に乗ってするのが夢とか、カーネギーホールに行くのが夢とか、イギリスのマーガレット・ハウエルに行って、白シャツを買ってくるのが夢とか、その時全身マーガレットを着ていくのが夢とか。南仏のマコン行って、ワイン飲むのが夢とか。笑笑

あ、あらぬ方向に行きそうなので、このへんで自粛しておきます。笑）

皆さんの夢はなんですか？ぜひ、一緒に叶えるので、いつか飲みながら教えて下さい。（あ、飲みながらじゃなくてもいいです）