いざ、ニューヨークへ! Ⅱ

◯MoMA美術館へ
ついたその日は、電車を乗り間違えて、空港の電車のサークルから出られなかったり、ホテルのフロントの人の、世界で一番早口のニューヨーカーの英語に撃沈したりしました。
まあ、そもそも撃沈するほど話せてないのですが、「カードキー何枚いる?」小学生並みの英語を聞き返した自分に、ショックをうけ笑)いやあ、これは噂通りだわ。と思いました。もっと、英語のシュワとかリンキングに特化して、日本に帰ったら頑張ろうと思いました。NHKのサマーレイン先生のところに、習いに行きたいです。笑)
ホテルというか、街全体がどこも古く感じて、アジアのハブ空港、仁川とかタイのスワンナプームとかを見慣れてると、天下のアメリカの空港って、こんな感じなんだ・・。とちょっとびっくりしたりしました。夫は、椅子が壊れてることに絶望してました。笑)
チャット君に、いくら位でホテル取ったんですが、なんかこんなもんでしょうか?って聞いたら、「そうです。それがニューヨークです。その古さも含めて、古き良きアメリカです。楽しんでください」とか言われ、確かに!新しい国というより、アメリカはこの古さが素敵なんだ。と思えてきました。
二日目に、ニューヨークフィルに行ったのは、前回のブログでご紹介しました。日本でチケット問題なく買えて、ウオレットに入れておしまいです。簡単です。紙もありません。
三日目は、MoMAと午前中には、私の青春をともにしたドラマ「SATC」のキャリー・ブラッドショーが住んでいたという設定のお家を観に行きました。
一般の方が今は住んでいるので、そっと写真を取って、サクサク帰ります。写真を取った人は、恵まれないペットのための寄付をお願いしていますというBOXがあったので、寄付をしました。
アメリカの寄付文化は、すごいですよね。これおやっていただけますか。時間をいただくので、お支払いします。→では、私がいつも寄付をしている、ここに寄付をお願いします。みたいな流れのことを、よくやりますよね。なんか素敵だなと思います。
多分、ドラマファンならご存知の聖地、マグノリア・ベーカリーです。ドラマでは、お店の前にベンチがあって、この前でカップケーキを食べながら、キャリーが悩みを友達に打ち明けるみたいなところで、よく使われたお店です。これが、期待以上の美味しさでした!生クリームのケーキって、あんまり食べないんですかね。
そして、ドラマの中で結婚式を上げる予定だった、図書館にも行きました。キャリーのもとには、ビッグは現れなかったんですよね。くう。あの階段で、ドレス姿で佇むキャリー。泣けますね。
◯MoMAへ
ここは、自由の女神をとるか、MoMAをとるか、時間的に4日しかないので、中二日。二人で協議の結果、MoMAだよねってことになりました。ニューヨーク近代美術館です。メトロポリタンとは、また違った雰囲気で楽しかったです。行ってよかったです。上のゴッホの星月夜が本当に素敵でした。
マティスの「赤いアトリエ」 マティスも好きです!元気が出る色彩ですね。
写真に撮りたくなる絵が多かったです。マティスの「青い窓」マティスが色だけで世界を作ろうとしていた時期の、核心的な作品だそうです。窓のこちらとあちらが、きれいにつながっていて、ブルーが落ち着きます。
◯最後はジャズを聴きます バードランドへ。
限られた滞在時間で何をするか、今回は本当に悩みました。ミュージカルも候補に上がったのですが、最後に行ったのがジャズを聴きに、バードランドです。
全然知らない若手ピアニストのライブの日だったのですが、これがびっくりするくらいの上手さで、後で調べたら(前に調べろよと思いますが)小さい頃から天才と言われたすごい人でした。ブランドン・ゴールドバークというジャズピアニストです。コンテンポラリー・ジャズは、山下洋輔くらいしか聴いたことなかったですが、かっこよかったです。そしてとても感動しました。音楽って、ジャンルじゃないんだな。すごい人や、すごい作品はそのジャンルに詳しくない人も感動させるんだなと思いました。
彼のビジュアルも、お店の雰囲気も、食事も美味しかったです。ニューヨークに住んでたら、毎週のようにこれが聴けちゃうわけなんですね。いいですね〜。こちらのチケットも、バードランドのサイトに行って、チケットが買えて、スマホに保存すれば安心です。
その日にやってるピアノのライブを適当に取ったのですが、ブランドン・ゴールドバークという若いピアニストのトリオでした。コンテンポラリー・ジャズなんて、山下洋輔くらいしか聴いたことなかったですが、めちゃくちゃ感動しました。どんなジャンルでも、すごい人はすごいし、そのジャンルのこと全く詳しくなくても、感動させるんだなと思いました。
カーネギーホールにも行きました。これは外観を撮って、チケットボックスにそ〜っと入ってみました。
チケット持ってないんですが、中を見ることができますか?と聞いて、容赦ないニューヨーク英語で、でも優しそうなおじさんがニコニコしながら「いやあ、申し訳ないけどチケット持ってないんだよね。入れないんだよね。もう少し早い時間に来てくれたら、バス通りの方からロビーまでは入れるよ。みたいなことを説明していました。」(多分)かなり、私のリスニング怪しいので、情報間違えてるかも。もしかしたら、時間帯によっては入れてもらえたかもしれません。
カーネギーホール眺めてたら、きれいなお姉さんに呼び止められて「月曜日にやる演奏会のチケットなんですが、買いませんか?」って声かけられました。「月曜日は、もういないんですよ」って言ったら、残念がっていました。こうやって、自分のチケット売ったりしてるんですかね。
ニューヨークはもっと怖い街かと思っていましたが、とりあえずみんな陽気で、嫌な思いもせずに4日間過ごせました。
これで旅行記はおしまいです。もう2ヶ月も前のことなんですね。まさか休みが取れるとか、経済的にも行けるとか、全く思ってなかったのですが、色んな幸運と生徒さんたちの協力のもと、しっかり勉強させていただきました。
たくさんの国を次々と訪れるという機会は、もう一生に何度もないと思うので、最後に一番印象に残ったことは、「国によって光がちがう」ということでした。太陽の光ももちろんそうですし、あと照明の使い方とか。あと、音です。鐘の音も、マルタとミュンヘンで全然違うんです。だからどうだという話なんですが、そこはすごく面白いなと思いました。
なんと、今回のチケットでマイルが溜まり、来年はこのマイルだけで旅行ができます。そう思うと、本当に格安だったなと思います。
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