いざ、ニューヨークへ！

2025年12月13日 / 最終更新日 : 2025年12月13日辻有里香

◯最後の到着地ニューヨーク

世界中のオーケストラを聴くシリーズ、最終地はニューヨークです。11月6日木曜日から9日日曜日まで滞在します。9日に帰国便に乗れば、10日月曜日の夜遅くに到着です。最後にやっと、ANA便に乗ります。楽しみです。

よく考えると、パリ管もチェコフィルもロンドンフィルもまだ聴いてないですね。今回はここがゴールですが、まだまだ、これからも旅は続けたいと思います。

マルタからの直行便はないので、一旦スイスにはいり、スイス航空でJFKを目指します。セット売りのチケットなのですが、なんと乗り換え55分。夫は結構余裕だったねなんて言ってましたが、私は心臓が口から飛び出るかと思うくらい、果たして乗り換えが成功するのか緊張しました。

これ逃したら、またスターアライアンスのどこかのカウンターに行って、通じない私のダメ英語で、なんとかしないといけないわけです。一応、だめだったときの、航空会社と時間はあたりをつけてはありました。最悪の事態に備えるのは、心配性なので得意です！

飛行機からは2番で降りて、バスにのって、パスポートコントロール通って、またモノレールみたいなのに乗って、やっとE-53搭乗口へ到着。わからないことは、とにかく聞く！笑）そしたら、搭乗口で、やはりもうひと手間チェックが有り、違うところにもう一回並んで（多分エスタをチェックしてたのでは？と思っています）やっと、搭乗への列に並びました。並んだら、これはビジネスクラスの列か、もう一回前の紳士に確認です！そしたら、きれいなアメリカ英語で答えが帰ってきて、「わああ、アメリカ本土へ行くんだな」と、感動がみなぎってきました。

私のアメリカ本土への旅は、多分フロリダの音楽教育学会に行って以来なので、30年ぶりじゃないかと思います。大好きなアメリカ！私にとっての外国は、「アメリカ」です。14歳のときに、親を説得に説得して、一ヶ月語学留学に行った地です。人間、やりたいことって一生変わらないんですね。

◯ニューヨーク・フィルハーモニーを聴きます

この日のプログラムはこちら。

最初のファンファーレがコープランドで、ブラスだけで演奏するんですが、わあ、音が違うんだなあ、明るいサウンドで、ドイツのオケとの違いを感じました。姉はずっとブラスの指導を何十年もやって、一昨年引退しましたが、姉にこの話をしたら、「アメリカのブラスは明るくて、全然違う」っと、同意見でした。コープランドは、音大のオーケストラの授業で弾きました。ビオラだった気がします。

その後、ジョシュア・ベルがハートマンという作曲家のコンチェルトを。直後にFacebookでつぶやいたんですが、神がかっていて、ものすごく感動しました。アンコールがショパンのノクターンで、これまた美しさに鳥肌が立ちました。

ウクライナの作曲家　ボンダーナ・フロリャクの作品も演奏されました。ご本人も会場に。4曲中、3曲が現代曲だったんですよね。私が若い頃は、東京のコンサートなんて、メンデルスゾーンか、ベートーベンか、チャイコフスキーか、シベリウスのコンチェルトをやっていれば、盛会みたいな感じのコンサート多かったですが、時代も変わったし、なにしろここはニューヨークです。現代曲ばかりでも、観客は大喜びだし、満員御礼。そういうところに、とても感動しました。人がいいと言ってるものを聴くのではなくて、どんな曲だろう？と思って探しに来てるのが、流石だなと思いました。