プラクティスレッスン@子ども編

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(みなさん こんちわ。えいぎょうぶちょうのにゃん太です。えいぎょうぶちょうは みかげ姉さんからかぞえて二だいめです。よろしく。おかさんにかわって、えいぎょうかつどうしてます。そのうちおれの缶バッヂできます。)
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お暑いですね!夏休み真っ盛りですが、皆様お元気ですか。夏休みと言えば家でたっぷり練習できる日々。仲良く練習してますか?(笑)

最近は共働きのお家も多く、レッスンが練習となることもあります。それでもやめないで続いていけば、そのうち練習できる環境が整ったり、練習の仕方がわかってきたりするのではと思って、練習のできない生徒も受け入れています。

バイオリン上達の条件とは?

かと言って、そんな生徒ばっかりが通っている教室というわけではありません。上達にはいくつか条件があると思います。1.練習できる環境 2.その子のもともと持ち合わせている能力 3.質の良いレッスン 4.いい楽器を持っている 全部揃っていれば間違いなく上手になります。4つそろっている生徒たちもいて、上手になっていますよ。ただ、小さい兄弟がいるとか、ご父兄が忙しいし、本人がまだ小さくてひとりで練習は難しいということでしたら、子どもでもプラクティスレッスンをしています。今じゃなくてもいつか、上達のスピードが上がるかもしれません。長い目で見てあげられればと思います。

そして、どんなに練習できない生徒さんのご家庭でも、自分のお子さんがバイオリンもって歩いてたらかっこいいかななんて、アクセサリー的な気持ちだけで通っている方はおいでにならないと思うので、技術の上達が少しずつでも、技術を習得する厳しさとか、音楽の教養とか、そういったものが身につくといいなと思っています。

プラクティスレッスンの内容をご紹介!

お家で練習できなかった小さい子は、どんなレッスンをしているのか→お家での練習にも役に立つのでは?と思い、具体的にプラクティスレッスンの内容を書いてみようと思います。実際先日行ったレッスン内容です。

楽曲例)「おいかけっこ」バイオリンランド3巻より

生徒さん状況

予めこの一週間はご家庭の事情で練習できないとのことだったので、宿題は出さず、もしできる時間があったら、今までの曲の復習をしておくように言ってありました。本人初めてこの曲に取り組みます。小学校低学年です。

手順

1.音符を読ませます。音程はつけず。音の把握は左手の場所の把握のみに利用します。この生徒さんはすぐにできました。

2.楽曲は、様々なボウイングの選択を自分で考えて行うという教材でしたので、デタシェかマルトレかレガートかスラーはついているか、スタッカートがついているか一緒に考えました。ここも手助けしながら、ボウイングを選択できました。

3.そのあと右手のボウイングのみを練習。ここもすぐにできました。

4.左手を音符を読みながらおいていきます。この時に、指の型 1と2が全音2と3が半音など・・・。をしっかり確認していきます。

5.両手で演奏。直ぐにできそうだったので、ここで3分時間を時間を上げました。iPadのタイマー機能を使います。私は退出せず、目の前で口出しせずに練習を見守ります。3分で弾けるようになったので、まとめとして通して弾かせます。もしデータの伴奏のある曲だとデーターをかけますが、3巻はないのでそれらしく演出して通させます。

 

このステップを1段ずつ(4小節ずつ)分けてやらせて合計4段16小節弾けるようになりました。次の週は練習できるということでしたので、反復練習を約束してお別れしました。玄関で靴を履きながら「新しい曲が弾けるようになった!」と嬉々として帰っていきました。かわいい♡だいたい時間にして30分の内容でした。

おうちでの練習では、なるべく「あとは反復練習だけ」という状態でお帰しするようにしているのですが、もしレッスンで十分にそこまで到達しないまま持ち帰ることになった場合は、上記のような練習から始まることになります。ご父兄方はビデオ取ったりメモを取ったりされてるので手順は十分にわかっていらっしゃると思うので、今日はできなかったらどうするか。というところを一緒に考えていこうと思います。

できなかったときのフィードバック例

手順1)音符がすぐに出てこない時は、なんで読めないの!と責め立てていても時間が惜しいので、急がば回れです。音符カードをもう一回速読してみましょう。全部の音符の確認にすごく時間がかかってしまう場合は、いまやろうとしている箇所に出てくる音符をピックアップしてやらせるといいと思います。

手順2)もしできなかったら前のページに戻って、ボウイングの名前の確認をしていけばいいと思います。新しい言葉や概念は一度では覚えられないものです。何度も何度も同じページを開けて、確認することで定着していきます。バイオリンランドを辞書のように使ってください。

手順3)もしできなかったら、右手の補助をしてあげます。補助までしなくてもできそうだったら、視界にはいるところで、大人が一緒に腕を動かして見せてあげればいいと思います。止めるボウイングは止めて見せてあげて、動かし方をガイドしていく感じです。これって、音大の頃外国から来ている客員の先生がレッスンでなさっていたんですが、ここは速いスピードのボウイングでというところで、ご自分でも一緒に隣で動いてくださるんですね。それだけで魔法のようにできたりしました。

手順4)ここで混乱しているようでしたら、お渡ししているフィンガーボードを出して目で確認しましょう。指の番号で混乱している時は、オープン弦からの距離を確認しましょう。4音のぼりの確認です。

手順5)ひとりで、できない曲と格闘する時間です。一緒に考えたり、どうしたらできるようになるか考えてあげる時間と、ひとりで格闘する時間を作ってあげるのが、この先、いつか一人立ちしていくときのためにも、大事な時間だと思います。その時は間違ってても黙って聴いてあげます。めげそうな時は、「さっきより上手にできるようになったよ」とか「きっともう少しでできるよ」って応援してあげてくださいね。タイマーを使うのもいいですよ。時間が決まってると思うと、人間集中できるますよね。

お家での練習が、より充実するものになりますように。何か参考になれば幸いです。

 

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