コーヒー飲んでる肩でバイオリン弾く|ハビブ・カヤレイ氏によるマスタークラス2

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ハビブ・カヤレイ氏によるマスター・クラス

そうそう、GW中に行ったこのセミナーで気がついたことをもう一つ。先生が、日常生活と同じような動きでバイオリンを弾きなさいって一生懸命おっしゃっていたことを思い出したので、メモしておきます。

誰かに会って、いやあ、こんにちは元気?なんて話してる時と同じ感じでそのままバイオリンを肩にのせるんだよ。なんて話をされていて、先生ご自身もあのひろ〜〜い肩にぽんとバイオリンを乗せて、演奏されます。全身普通な感じなんですよね。足も程よく力が抜けて、体も止まらずボウイングと一緒に動いていきます。

「力の節約」

脱力って永遠のテーマだと思うんですが、自分で実感するのが難しいですよね。全く力を使ってないわけじゃないので、脱力って言葉がいけないのかも。「力の節約」でしょうか。

昔々、サントリーホールでパールマンの演奏を聴いた時、まだ学生だったので背中をずと見続ける席だったんですが、「わあ、この人コーヒー飲んでる時と同じ肩で、バイオリン弾くんだ」って強烈に思ったのを思い出しました。

子どものレッスンで気をつけたいこと

子どもも大人も、年齢にかかわらず程よい力を使うって難しい生徒が多いです。子どもだから体が柔らかくて、ささっとバイオリンが弾けるわけじゃないんですよ。そういうイメージの人多いですけど。やっぱり力を抜くことを教えないと身につきません。特に子どもは、筋力自体ないので、より難しい気がします。筋肉の育ってないうちに、大きな音でガリガリ弾かせようとすると、一生力が抜けなくなるんだろうな。

あと、一音弾くごとに叱られてるようなレッスンを受けてると、バイオリンを持った瞬間に、体がすくむようにもなるので、そこも気をつけないとと思います。

以前、見学したとある公開レッスンで、ずっと力が抜けなくて講師の先生に脱力しか言われなかったようなお嬢さんの隣りに座ってるお母さんが、ものすごく怖そうだったのを思い出します。もう体が怖いってことを記憶しちゃってるんですね。私も気をつけないと。

ものの本によると、言い方も大事だそうなので、私は「もっとここをこうすると、弾きやすいよ」とか「もっとよくなるよ」というように気をつけています。難しい曲を弾かせてる時は、特に注意ですね。心してレッスンしないとと思います。

 

 


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