お教室使用教材〜大人から始めたら〜

テキスト

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この秋も、生まれて初めて大人からバイオリンをスタートという生徒さんの入会がありました。うちは、場所がらなのか、大人の生徒さんも半分強いらっしゃいます。半分以上は大人からスタートの生徒さん。たぶん、私が小さい頃は大人から始めるという設定が想像できなくて、大人用の教材というのがあまりなかったのでしょうが、今は大人の方が喜びそうな曲が詰まった曲集もたくさん出版されるようになりました。私もここ10年位で生徒さんにおすすめする教材も変わってきました。

教材に入るまで

バイオリンランドがあれば、そのまま大人の生徒さんにもオススメするのですが、今は絶版で手に入らないので、最初の数曲手書きをして渡して、データーと合奏するという体験はするようにしています。

最初にこれがあるかないかってかなり違うんですよね。すでに、どこかで習っていたという生徒さんには、ボウイングの全容を説明して、どういう体の使い方で、どういう風にボウイングするのが理想なのかお話して、ボウイングをチェック。そのあと、左手の指の開き方をチェック。そして教材という様な感じで一緒に選びます。教材に入るまで、数回教材なしのレッスンをします。

大人から始めても上手くなる?

大人から始めたら上手くならないって思っている方も多いかもしれませんが、上手になりますよ。先日の発表会のデータは、大人から始めた生徒さんと、子供の時からは始めた子供と、小さい頃から熱心にバイオリンをやって大人になった大人の生徒さんと、バイオリンにプロ二人、ビオラに二人という編成でした。

たぶん、子どものように一足飛びに上手にならないのは、練習時間が大人の方は取れないですからね。始めたばかりの頃に2時間ずつ毎朝会社に行く前に練習したという方は、さすがに上手になりました。そんな神業ができなくても、7年8年うちでコツコツ合宿、合奏、ワークショップ、なにかあるごとに積極的に参加してくださってる生徒さんたちが、最近上手になってきて嬉しいです。

2時間毎日やれば、2,3年で上手になるのではないでしょうか。ただし、練習の方向性が合ってたら。上手になるという言葉にも、色んな意味が含まれていますけど・・。

入門教材

耳によく知ってるような曲が順番に並んでるだけの教材は、なかなか大人の生徒さんには難しいと思っています。

入門はいくつかパターンが有り、

1)サスマンハウス1巻から

2)バイオリンランドで2巻くらいまで進んでサスマンハウスの2巻を併用

3)Superstart violin (Faber Editionからでているのですが、これも大人の人に活用しています。)

初歩のうちにグリッサンドとかでてきて、たぶんバイオリンランドで登っておりて体操のように、肘をきちんと中に入れるということを勉強させたり、この段と同じフレーズはどれですかなど、音楽の形式に目を向ける問題とかでてきます。全部英語ですけど、大人の人だったら分かる程度のやさしい英語です。リズムもバラエティに富んだ曲が出てくるのもいいなと思っています。ずっと四分音符と2分音符しかでてこないというのも、読譜のちからが育たないかなと。

ボウイングができるようになったら?

いろんなボウイングができるようになって、指も上手に開くようになれば、とりあえずいろんな調の曲をどんどん弾いていってもらいます。この時は、生徒さんのなるべく好きな感じの曲を選んで、フラット系シャープ系難しいハ長調など、色んなパターンを弾いてもらいます。

まずとにかく、ボウイングの徹底。できあがるまで、左手は使わせないくらいの勢いでやっています。左手も硬さなどにも個人差がかなりあるので、すっと教えてさっと縦に指がきれいに開く人もいれば、なかなか硬い人もいるので、様子を見ながら進めていきます。左手は、そのうちできるようになるというスタンスで。

3年に一度合奏の発表会があるので、こうやってコツコツレッスンを続けていると2年位すると合奏の練習が始まります。今入会すると2年後辺りですよね。そうすると、初級、はやい人だと中級の曲にも今回は乗っていましたね。合奏がやりたいわけじゃないという方もいらっしゃるので、その場合はバイオリン曲をどんどん進めていくことになります。その場合は、簡単なコンチェルト、ダンクラのエアバリエ、と進んでいく感じです。

 

ボウイングの徹底→左手の開始→様々なボウイングを各メソードで体験→いろんな調の曲を演奏していく。タイミングを見て発表会ワークショップなどに参加。となっています。

 

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