フェアリーワルツを弾こう

カテゴリ:バイオリンランド, 教材

このレッスンは、フラットがついた楽曲への取り組み。
そして転調する楽曲への取り組み。
これが2つの大きなテーマだと思います。

シャープがつく曲から始まることが多いので、
フラットがつくと、「げげげ」って感じになる生徒さんが多いですよね。
フラットがつくと、
私のイメージですが、やわらかい響きの調って感じがしてきます。

名曲中の名曲、ブルッフのバイオリン協奏曲にも、ト短調フラットが付きますし、
ビュータンの4番はニ短調でフラットがつきますし、
フラットのついた名曲がたくさんありますよね。
是非苦手意識を持たないで、がんばりましょう。

私の推測ですが、生徒さんたちがフラットに「げげげ」って思うのは、
低い1番に指を持っていくのに、慣れてないからではと思います。
ひじを少し入れてあげれば、簡単に向こう側に指が進んでいくので、
指だけ向こうへ持って行こうと思わないで、おいてみましょう。
1−2−3と指が開くので、
1−2−3の1と2がくっつく形より、よっぽどやさしいですよ。

転調は、前回の長調短調のききわけをしっかり応用して、
どこで曲が転調してるのか、生徒に考えさせます。
転調とともに、「フレーズが終わる感じ」「フレーズが続く感じ」と言う点にも、
注目させましょう。
小学校の頃、担任の先生がとても音楽好きな先生で、
「つづくかんじ」と「おわるかんじ」というのを、
よく教えて下さいました。
どっちですか。って手を上げるだけなんですけど、
とても楽しい授業でした。
とともに、今考えると奥が深い事をならっていたんだなあと、
先生に感謝の気持ちが湧いてきます。
先日、その先生がお亡くなりになったという話を母から聞いて、
そんなことを思いだしたりしていました。
閑話休題。
まず、感覚として「おわるかんじ」が本人の中にしているかどうかを、
確認しましょう。
そのあとに、どうして終わる感じがするかというとね、
主音で終わってるからなんだよっていう話をしてあげます。
その時に、わざと違う音で終わるように編曲して弾いて聞かせて、
聴き比べてみるといいですよね。
フェアリーワルツの中には、そういう教える時に使えるポイントが
たくさん詰まっています。

ファーストバイオリンが終わったら、セカンドヴァイオリンにも挑戦します。
本当に入門者にとって、セカンドを弾くというのは難しいものです。
できなくてもびっくりしないでくださいね。
一緒に合奏しながら、感覚として「あってる」というのはどういうことを言うのか、
体験させて、地道に育てていくしか方法はないと思います。
6度とか3度とか、今まで少しずつ体験させてきたことが、
花ひらいていくかもしれないし、まだ身についていないようだったら、
是非この辺りで本腰を入れて、トレーニングするようにしています。

曲想として、この曲で苦労するのが
「ワルツらしく」演奏させる点です。
メヌエットでも苦労しますが、ワルツを全部同じ音量で、
電子ブザーのようなロングトーンを弾こうとするので、
変化のあるロングトーンを弾かせるのに、
いつも苦労しています。
弓で音を出せるというのは、音量と音色の変化を、
時々刻々と出来る楽器ということです。
その楽器の特性を活かした演奏をさせるように、がんばりたいと思っています。

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