クラヴィコード聴いてきました。

カテゴリ:ピアノ, リサイタル

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こうやってブログを書いておりますが、実はその他に2010年からツイッターをやっています。アカウントは@yurikaviolinです。(よかったら皆様フォローして下さい)ブログにミクシーにFacebookにTwitter。弱小お教室なので、皆様の目にふれてもらえるように色々とやっています。その中で個人的にはTwitterが一番好きです。古楽が好きな方や音楽が好きな方、ピアノの先生、作家さん、有名ブロガーさんや自分の生徒などのつぶやきを読んだり、本当にアマチュアのフォロワーさんには、たくさんの情報を頂戴しています。学校のクラスで自分と趣味が合う人を探すのってすごい大変だったと思うのですが、今は、自分の好きな分野の人をさらっと探せて、素晴らしい時代ですね。今回は、そのTwitterで近所の喫茶店で古楽のコンサートがあるという情報が流れてきて、お休みを取って行ってきました。ペンギンアカデミーという英語の学校をなさっている方が、いろんな楽器の企画をボランティアでなさっているそうです。すごい人脈ですね。知り合いに古楽奏者がわんさといらっしゃるんですね。第5回まですでに出演者は決まっているそうです。

今回は、クラヴィコード。

 

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筒井一貴さんという奏者です。こちらも、ネットでよくお名前は拝しておりました。学下コーヒーという喫茶店で、15名ほどが座るといっぱいという空間に、ちょこんとクラヴィコードが鎮座。カフェラテとシフォンケーキを「ああ、お腹すいた〜。お昼はおにぎり一個だったし〜」と思ってぱくついていたら、なんと斜め前に教室のご父兄であり生徒さんがいらっしゃるではないですか。すごいアンテナですね〜。もうびっくり。15名のうち夫も入れ3名がうちの教室関係者?!最近どこに行っても生徒に会うんですけど。(笑)

7時30分に開演したプログラムは以下の通り。

バッハ作曲『クラヴィーア曲集』より 第一巻第一番プレリュード

モーツアルト作曲 K.3~K5      K.9a  k.25  ネーデルランドの歌

バッハ作曲 リュートまたは鍵盤楽器のための プレリュード フーガ アレグロ

モーツアルト作曲 K.33B クラヴィーアのための小品  ウィーンソナチネ第3番

ペッへルベル作曲  アリエッタ

フィッシャー作曲 組曲集 『音楽のパルナス山』より

でした。

色々面白かったのですが、まずクラヴィコードという楽器の音にびっくりしました。本当に小さいんですよ。耳を澄まさないと聞こえない。でも耳を澄ますと、外の車の音も一緒に聞こえてくるんです。空調の音も何もかもが聞こえてきて、どうしようって感じなんです。で、一曲目はそれこそ耳慣らし。それが、曲を追うごとにクラヴィコードの音に自分が集中してるんです。外の音もだんだん気にならなくなる。そして、ものすごい劇的な音楽をちゃんと聴いてるんです。よく、バロックバイオリンのレッスンの時に、フォルテかピアノかは比較の問題で、絶対量じゃないってことを指摘されるんですが、まさに、本当に本当にその通り!人間の耳ってすごいですね。音が大きいから、劇的な音楽を表現できるわけじゃないんだなと改めて思いました。

そして、次に面白かったのが、モーツアルトの作品を順番に聴いたことです。3番は、お父さんが書き写したそうですが、それももちろん、子どもらしい作品で美しくて、可愛らしい曲。モーツアルトが楽器を弾いて、お父さんが耳コピして楽譜にしている場面が微笑ましく想像できます。で、その先3番から4番、5番の成長著しく、9番25番に至っては、もう完成されてる感じでした。人間の成長ってすごいですね。書かせたお父さんもすごいし、本人の才能と努力もすごいです。きっと大好きな算数解くみたいな感じだったんだろうなあと、いろいろ一人で妄想しました。ちなみに、モーツアルトは、クラヴィコードで作曲していたそうです。そしてこの日に聴いたこの楽器は、そのレプリカだそうです。馬車に乗せて、いつも旅に持参していたそうです。今年はモーツアルトが使っていたバイオリンの音も聴けたし、なんかラッキーです。

そして、最後に面白かったことは、歴史上で作曲家たちは影響を受け合ってるんだなあということです。フィッシャーの影響をバッハは受けたらしいのですが、時代の様式感もあるんでしょうが、なるほどって感じでした。その前に、モーツアルトはバッハの息子、クリスチャン=バッハの影響を受けたんですよ。この曲モーツアルトが作ったって言われればそうかって思いませんかって、筒井さんがさらっとクリスティアン=バッハのメロディーを弾かれたんですが、まさにモーツアルトって感じです。いや、モーツアルトがクリスティアン=バッハみたいっていうのが本当なんでしょうけど。

で、バイオリンを教えてる身として、色々考えました。なんて脈絡もなく私はバイオリンを教えてるんだろうって。例えば、これが弾けたら、難しさ的にこれだろうって与え方を考えてはいますが、それって、音楽史的には何のつながりもないんですよね。例えばハイドンのバイオリンコンチェルト弾いてるから、プレイエルの二重奏も一緒にやってみる?とか、モーツアルト弾く前に、みんなでクリスティアン=バッハのトリオソナタでもやってみようかとか。ビュータンの前にベリオ弾いとこうかとか、そういうつながりがないなあって心底反省しました。こういうところから音楽に興味を持たせてあげられたら、子どもたちはもっともっと、知的好奇心をくすぐられて楽しいんじゃないかなと思います。

今日のコンサートで一番好きな曲は、パッヘルベルでした。筒井さんがFacebookにその曲の動画をアップしてくださったので、私もシェアさせていただきました。よかったらのぞいてみてください。まだ出会ってない素敵な曲が、たくさんあるんでしょうね。こういう曲との出会いも、古楽を聴きに行く大きな楽しみの一つだと思います。また是非おうかがいしたいです。素敵な演奏とお話ありがとうございました。

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Comment

  1. ご来場ありがとうございました!

    めっちゃぶっちゃけて言ってしまうと、聴き手の好奇心を刺激してこちら側の世界に「いつの間にか引きずり込む」のが公開演奏だと思っています。それならば、自分だけでメカニックの錬磨をするだけで充分であるハズがございません。それ以外にナニが大切なのか・・・を体感するのに、実は教育用の作品が非常に有効と思っています。プレイエルのデュオなんて、とってもイイですよね〜。

    「面倒なお勉強」ではなく知的好奇心をくすぐる伝え方の方が効果的なのは、皆さん百もご承知でしょう。ですが、その伝え方たるや、千差万別十人十色(ん?)で、ま〜とにかく大変。その大変さに気づくところが、実は大きな出発点の一つなのかも知れないと思っています。

    ウチのブログにパッヘルベルの「アリエッタ へ調」を貼ってあります。どうぞおいでくださいませ〜m(._.)m
    http://bergheil.air-nifty.com/blog/2015/05/vol2-pachelbel-.html

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