カルミニョーラとヴェニスバロックオーケストラ2015

アンコール

 

 

 


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昨夜は、カルミニョーラのリサイタル四谷の紀尾井ホールに行ってきました。ヴェニスバロックと一緒のコンサートは5年ぶりだそうです。AプロとBプロがあったようですが、最終日のこの日はBプロ。Aプロはオールヴェニスプログラムで、ガルッピとかマルチェッロとか、こっちも面白そうだったなああ〜。で、Bプロはジュミニアーニ、ヴィヴァルディー、そしてバッハのバイオリンコンチェルトなどなど、盛り沢山でした。

カルミニョーラは相変わらずのかっこよさで、ザ・イタリア人って感じでした。歩くだけでもかっこいいのに、バイオリンも全然衰え知らず。ドライブしまくってました。

一曲目は、カルミニョーラなしでヴェニスバロックのみの演奏で、ジュミニアーニのコレルリのラ・フォリアを編曲したもの。超絶技巧なのに一曲目なのか。指慣らしとかいらないんだなあってびっくりしました。ヴィヴァルディーの2曲は知らない曲でしたが、ああ、ヴィヴァルディーの「四季」のあのパッセージだっていうところが、色々出てきて面白かったです。

そのあとバッハのコンチェルトが続くのですが、以前発表会でピアノ・コンチェルトとして演奏したト短調もバイオリンコンチェルトで演奏してくれて、すごくうれしかったです。この日はなんとうちの生徒が7人聴きに来ていました。これ聴いたら懐かしがってるだろうなあって思ってたら、同じ曲だってわからなかったって人もいて、後で爆笑しました。ホ長調とイ短調もほんとうに素晴らしかったです。教材として勉強して、そのあとにこういうお手本を聴いて、是非生徒たちにはびっくりして刺激をたくさんもらって欲しいです。残念ながら私はこんな素晴らしい演奏はできないので。

バッハのあとまたヴィヴァルディーに戻るのですが、あれ?明らかに音の出し方が変わったと感じられました。ヴィヴァルディーの方が、シャープな音色をだして、イタリアの真っ青な空の色が音から見えてきます。バッハは、もっとやさしい音色でした。

たぶんこれで最後の公演というのもあるのかもしれませんが、アンコールもすごいノリノリで何曲もやってくれました。最後にもうやるものがなくなったら、突然暗譜でビバルディー「四季」の夏の終楽章弾き始めました。すごい!合奏団も慌てて準備してます。このサービス精神がすばらしいです。お客様も大喜びで、なんか外タレのコンサートにでも来てるんじゃないかって感じでした。

リサイタルっていうと、昔は首にバイオリンのあざができた音大生と思われる人が、勉強に聴きにきましたって感じの雰囲気が多かったです。ある日オケの定期に行ったら、バイオリンコンチェルト終わったあとの休憩で、さあってバイオリンあざのお客さんたちが帰っていくんですよね。同じ音大生として、何なのこの人達!帰って練習したいのかしらってびっくりしたことがあります。失礼ですよね。昨夜は勉強しに来てますって感じじゃなくて、みんな楽しみにきたよ〜って感じのお客様たちで、楽しかったです。

9時ころ終わり、四谷まで歩いて生徒たちと生徒のお友達も連れて9人で飲んで帰りました。最近コンサート+飲み会というのがセットになってきました。(笑)心躍る音楽を聴いて、大好きな生徒たちと飲んで、どんだけ素晴らしかったか語り合って帰るなんてすっっごい幸せです。生徒とは一線を置いて、のみにも行かないし食事もしないという先生もいらして、私もびしっとそうしたほうがいいかなと思うこともありますが、仲良くなり過ぎてレッスンがやりにくいこともないし、仲良くしたからってお月謝まけてとか、無料で補講してとかそんなことをいう生徒たちではないので、こうして楽しくやっています。

山下達郎もチケット外れちゃったし、年内はもうコンサート行けないかな。あ、そうだパノハ弦楽四重奏団に行くんだった。なんか元気出てきた。さすがにこの日は生徒は来てないかな。(笑)

 


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