第一回修学旅行〜4〜

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さて、四日目からは普通の団体旅行にかなり近くなってきます。みんなでバスを借りて市内観光です。シェーンブルン宮殿とリング内をぐるっと一周していろんなお話を聞きます。私、前のブログで2回めのウィーンと書きましたが、3回目でした。そういえば、両親と20代のバブル真っ只中の時に、某大手旅行会社のツアーに参加したことがあります。その時、この宮殿きました。宮殿の黄色を見て思い出しました。

お昼頃に解散して、午後は自由行動、夜は室内楽のコンサートです。

インターネットが繋がるようになって、旅もぐんと楽しくなりました。今回全員に携帯電話かスマートフォンを借りてもらおうかとか、色々考えましたが、とりあえず全員じゃなく、旅慣れてる人が海外でも使えるようにWi-Fiルータを借りたり、海外用の格安SIMを買ったり、私はiPadのアップルSIMを初めて海外で使えるように設定してみました。私にもできるか、日本で方法をプリントアウトしてやってみましたが、ものすごく簡単でした。便利〜。Facebookでグループを作ったり、ラインをやってる生徒も多かったので急遽一週間前に、こちらもグループを作ったりしました。ホテルではWi-Fi使えるので、ドブリンガー行くけどロビーに何時集合とか、楽器博物館今日行ったら休みでしたとか、そんな感じで使ってました。海外でどうやってつなげるのか、何を借りたらいいかなど日本で何時間も窓口に並んで聞いてくれたりして、みんな下準備をしていた様子。私も前回パソコンのみ持っていって、ホテルでつないで使ってただけなので、みんなのサポートできませんでしたが、みんな素晴らしい。

私たちは午後は磁器のアウガルテンの資料館とカフェに行きました。

 

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磁器は大好きなので、結構楽しかったです。資料館の一階で、買い物もできるようになってて、記念に一輪挿しを買いました。ジノリ派だったけど、ウィーンの食器もきれいだな。体力残ってたら、美術館かシューベルト記念館か楽器博物館かという選択肢でしたが、今回は行ったことない、アルベルティーナ美術館に行ってみました。

 

 

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日本では私たち夫婦、ほぼ美術館に行きません。なぜなら混んでて並ぶので。私は美術を語るほどの知識は、恥ずかしながらあまりありませんが、夫は絵が好きです。鍵っ子の頃から、一人で留守番しながら画集を観て、ベートーベンを聴いて、ココアを飲みながら仕事から帰ってくるお母さんの帰りを待っていたマセガキ、早熟なお子さんだったので、一緒に行くと楽しいです。家に画集があったというのがいいな。うちはクラシック全集や文学全集はあったけど、美術関係はそう言えばなかったなあ。家庭の環境大事だ。

海外で絵を観るのは大好きです。シーレ、セザンヌ、クリムト、ピカソ、モネ、そしてシャガールの絵などがあります。シーレはかなりたくさん展示してありました。歩き疲れた先に、ふとシャガールの絵が出てきて、あの鮮烈なブルーが目の前に現れたときに、あっという間に力が湧いてきてまた元気を取り戻しました。絵にもそういう力があるんだなあと、初めての体験をしました。美術館の建物自体も素敵です。美しい古典様式の宮殿がそのまま美術館になっています。

夜は楽友協会へ。

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日本からお着物持ってきた生徒さん親子も!お母様がすごく素敵に着付けていらっしゃいました。ロビーで現地の観光客の方に写真を撮らせてって声をかけられて、一緒にうつっていらっしゃいましたよ。素敵ですね。日本の誇るべき文化だわ。

この日の演目は、

Joseph Haydn-Peter Salomon
Symphonie D-Dur, Hob. 1:104 “London”
Bearbeitung für Streichquartett, Flöte und Kontrabass

Amy Beach
Thema und Variationen, op. 80
für Streichquartett und Flöte

Antonin Dvorak
Streichquintett G-Dur, op.18
für Streichquartett und Kontrabass

アルバンベルク・アンサンブル・ウィーンという団体で、昨年結成されたとか。マイナーな曲ばっかりですが、なかなかおもしろかったです。Facebookから曲目は頂戴しました。プログラムを買いそびれてしまったので。

フーゴヴォルフカルテットがもとになっていて、そのあと管楽器が入ったらしいです。Facebookページもありました。ビオラがアジアの人でした。ウィーンでもアジアの人がたくさん頑張っててうれしいです。

ちょうど前日にレッスンを受けたこともあり、なるほどと思うことがたくさんありました。繰り返したときのためかたと、弦楽器の音色。特にチェロが本当に良く鳴るんです。ドリー先生は女性だったけど、この日のメンバーは男性。男性だからもっと豊かな音が出るというわけでもなく、でも本当にゴーゴー鳴ってました。すごく素敵でした。室内楽の人たちは、上手な人が多いそうですが、まさに実力派でした。楽しかったです。

さて、だんだん疲れもたまってきました。この日は昼間にサンドイッチ買ってあります。部屋で軽く夕飯食べて、さっさと寝ました。明日からアイゼンシュタットへの小旅行です。

 

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