古楽再入門〜言葉と音楽〜

カテゴリ:読書

古楽再入門

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先日から楽しく読んでいます。今朝は起き抜けにこのページから。半分寝ながら読んでましたが、いっぺんに目が覚めました。

キーワードで知る古楽の思想 という章で 音律 標準ピッチ テンポ 拍節感 フレージングとアーティキュレーション・・と続くのですが、最後に 「言葉と音楽」と話が進んでいきます。その中で「古楽唱法」という話が出てきます。以前から声楽には「古楽器」ってないけど、独特の歌い方があるのかな?と思っていたのですが、やっぱりあるんですね。「古楽唱法」というそうです。ヨーロッパでご活躍の木村能里子さんの話として、「最初から最後まで同じ声量と調子で歌うことはあり得ませんね。人の体のように頭の先から始まって、胸がって、おしりがあって、最後はつま先に行きつく。歌もそんな風なはずです。」 p.234  「器楽の奏者も、新しい曲に対峙した時にまずは歌うべきで、正しいアーティキュレーションやフレージングは必ず身につく」と唐澤まゆ子さんという歌手で日本人初のレザール・フロリサンのメンバーの方もアドバイスしています。p.235 必ず身につくというのは、嬉しいですね。もっと私も今まで以上に歌ってみようと思います。

日本人の演奏について厳しいことも書いてありますが、こうやって本場で受け入れられて、活躍している人もいて、なんか嬉しかったです。夫に、ジャズの人は日本人で世界的に活躍してる人もいるけど、日本人のジャズなんか変だなって思う?って聞いたら、ジャズの人は国籍とか関係なく感動するって言っていました。クラシックも全部がそうだとは思わないけど、概してなんか変だな?って思うことが多いと言っていました。一流の人は「なめらか」で「迷い」がないそうです。その「なめらか」っていう意味がよくわからなかったのですが、このページを読んで、もしかして音の中に細かな音が入ってて常に変化していく感じがあるとかないとかを、何となく感じてそう言ってるのかな?とちょっとひらめきました。ジャズの人ってきっと、細かい音符感じながら演奏するんですよね。8ビートとか16ビートとか。だから、夫のいう「なんか変?」って感じないのかも。

最近、生徒のレッスンをしてても、ああ、硬い演奏だなと思ったら、その中にもっと細かい音をカウントして弾いてみれば?ってアドバイスすると、音が推進し始めてなめらかになるんです。細かい音符を感じると、たしかに棒の様な音じゃなくて、プロポーションのある音に変化していきます。そして、言葉みたいにフレージングも自然に切れていくんですよね。もちろん生徒が下手になってそう聞こえてるんじゃなくて、私の耳がちょっと開いてきて、その硬さに敏感に反応して注意しているというところが大きいのですが、日本語って、「そ・ら」「う・み」とか発音するので、結構気をつけないと、音も真っ直ぐな棒みたいな音になっちゃうのかもと思いました。

よくレッスンでも話すんですが、学生の頃「公開試験」というのがあって、試験なんだけど、誰でも聴いていいっていう試験があるんですが、その時に同級生のをほぼ全員分聴いたことがあるんですね。みんな上手ですごく楽しんで聴いたんですが、みんな知ってる人じゃないですか。そしたら、その子のしゃべり方と弾き方がみんなかぶるんですね。早口でペラペラってしゃべる子はそんな感じで弾くし、ぼそぼそってしゃべる子はそういう風に弾くし、もうおかしいやら驚くやら。しゃべり方と一緒だ!ってびっくりしました。

心のなかで新しい曲をイメージして歌う時も、単に「たたたたあ」とか直線的に歌うんじゃなくて「たあやてぃやと〜ん」とか変化するところまで気をつけて歌ったら、もっと出てくるものも違ってるんじゃないかな!とか、一人でひらめいて、「私冴えてるわあ」とか一人で朝から喜んでました。母国語は生まれた時からその言葉を喋ってるわけですし、ここはもう変えられないんだから、せめて歌う時にプロポーションつけてみてはどうでしょう。とりあえず、私から自分の練習の時に実験してみます!

 

 


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