楽器の話

カテゴリ:楽器

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この写真は、本文とは関係ないモーツアルトが使ってたって楽器です。


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最近楽器をたくさん見る機会があったので、楽器の話でも書いてみようと思います。これから楽器がほしいなと思っている生徒さんもいらっしゃると思うので、どんな楽器が欲しいのかじっくり考えていただければと思います。

私は楽器選びには、ほぼ付き合いません。以前芸大事件なんてあって、先生がマージンもらってるという話は巷では有名ですし、ついていってこの楽器屋さんいいですよなんて言ってると、私がマージンもらってるみたいに思われるのも嫌だし、そもそも、70人近い生徒の楽器選びに毎回ついていってたら、レッスンの時間がなくなってしまいます。なので、楽器は借りてきていただいて、レッスンの時に一緒に見るということはできますので、一緒に相談に乗ることはもちろんあります。あんまり悪どいとか、おしが強くで断れないという楽器やさんは、そもそも危ない香りがするので、立ち入らない方がいいと思います。(笑)おしが強いってことは、営業力があるとかないとかじゃなくて、たぶん売りたくて仕方がない、あまり売れない楽器だからだと思いますし、先生に相談させないというのは、もう危ないの極地です。

大人の生徒さんは「よくわからないので先生にお任せしたい」とおっしゃるのですが、どんな人にも、初心者の人でも、弾いてもらって楽器の音色が違うのはわかります。自分にはそんな感性ないって言っ張ってる人も、「お店で聞いたら全然ちがった」とおっしゃるので、わかると思います。色んなタイプの色んな楽器を弾かせてもらって、自分がどんな楽器が好きなのか探っていくといいのではと思います。

「タイプ」でいうと、まずは古い楽器が好きか、新しいできたばっかりの楽器が好きか、新しすぎない100年くらいが好きか。弾き比べると全然違いますし、また好みもものすごく別れます。うちには、100年ちょっとの新しい楽器と、1700年代の楽器と2台ありますが、生徒さんによって、こっちがいいあっちがいいって全然好みが違うんですよ。これは、耳がいいとか感性がいいとかそういうことじゃなくて、本当に好みだと思います。ちなみに、うちの生徒たちは古いものが好きな人が多いです。

次に「国籍」(笑)フランス、ドイツ、チェコ、イタリア、イギリス本当にどれも音が違います。以前私はウィーン楽器を使ってたこともあります。あの楽器も素敵だったなあ。次の楽器を買うのに、お金がなくて手放しましたけど、時々どうしてるかな?と思い出します。私は初代は手作りの鈴木→フレンチ→ウィーン→アメリカ→イタリアとドイツとお国めぐりをしています。使ったことないのはイギリスとチェコですね。一番人気があるのはイタリアの楽器みたいですが、これも好みなので、イタリアが好きになれなかった自分の感性を疑わなくても大丈夫です。ああ、イタリアは人気で高いけど、私は人と好みが違ってラッキーとか思っていればいいんじゃないでしょうか。(笑)

あと楽器選びをして気がついたことは、音色って調整でかなり良くなったり、ひどくなったりするということです。なので、もしかしたら買う前に自分の好みの調整にしてもらって、試奏させてもらえるといいです。調整する人の腕というか耳が大事で、ピアノの演奏会行くと、調律師さんが勉強に来てますけど、いい音をたくさん聴いて、これがいい音だって知ってる職人さんにお願いできると、こちらが頼んだことの10倍位の素敵な仕事をして下さいます。逆に耳がない職人さんには、何度頼んでも良くなりません。楽器を買うときには、音が好みじゃないからってすぐに却下しない方が、いい楽器に出会える可能性が高くなります。アフターサービスにはいい職人さんがついているところで購入したほうが、のちのち楽器も自分も幸せかもしれません。

楽器屋さんの説明は、あくまでも市場的な話が多いと思います。これはどんな鑑定書がついてて、人気があるとかないとか。相場ももちろんあります。それは楽器屋さんとしての説明で、さて自分が使う時にどうなのか。というところも大事だと思います。サイズ的にはどうなのか。ネックの太さとか、子どもや小柄な女性だったら、どの線も弓がまっすぐに弾けるのか。市場的にお買い得だといくら説明されても、その人にとって合わないものは購入すべきではないですし、そこは楽器やさんじゃなくて、先生に相談したほうがいいと思います。市場的にお買い得でも、全然自分の好きなタイプじゃなければ購入は見合わせましょう。あと値段が高い楽器だからって、本当にその楽器が必要なのかどうかも、冷静に考えましょう。きっとこれは高価なものだから、あんまりピンとこないけど、自分の感性がおかしいだけで、その内にこの楽器が好きになるとか考えないほうがいいんじゃないでしょうか。その内に好きになるってことはあんまりないと思います。

冷静になるには、まずはお借りして一週間くらい弾かせてもらう。高額な楽器だと、ちゃんと書類にサインすれば、貸して下さいます。そして楽器やさんじゃない自分のいつもの部屋で、冷静に弾いてみる。自分の楽器をきちんとメンテナンスして良い調整にして、弾き比べてみる。意外とあるんですよ。弦も新しくして、湿度管理もちゃんとして、調整もしてもらったら自分の楽器が見違えたって。本当に買い換えた方がいいの?今の自分の楽器のほうがいいんじゃない?自分の先生に相談する。相談させないような楽器やさんは、やめたほうがいいです。あと、こんな出物二度とないとか、機会を逃すとか、そういう悪徳不動産屋さんのようなことをいう業者も危険です。まあ、本当に出物もありますけどね。

うちでは何件か楽器屋さんを紹介させていただくことにしています。それぞれ楽器店にも得意分野不得意分野があると思うので、生徒さんのご都合のいいお店に行っていただければと思います。もちろん、買う前には相談してくださいね。私が紹介した楽器店だからって、私の知らないところで楽器を強く勧められてしまって、買い換えられてたなんて、そんなひどい話がないとも限りませんので、皆さん慎重に!

 


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