タリス・スコラーズ行ってきました@オペラシティー

アンコール

 


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最近アレグロミュージックの企画する演奏会に年に一回は行ってるような気がします。古楽中心の演奏会の企画をする会社で、今シーズンは、カルミニョーラとヴェニスバロックにも行く予定です。今回はチラシに「タリス・スコラーズ」って書いてあって、へえ合唱か。合唱はあんまり興味ないなって思っていたのですが、ちょうどその頃、カルテットのレッスンでラズモフスキーの緩徐楽章をやっていて、しかもセカンドバイオリンで、仲々音程が上手く取れなくて、どうしたらいい音程の内声弾きなれるかなと考えあぐねていたので、これは是非行ってみようと思い立って行ってきました。

なにせ、亡くなった父は、自分がピアノ科出身なものだから、音楽の基本はピアノだろうから、ピアノをやらせておけば他の楽器に興味が向いても、なんとかなるんじゃないかと思ったらしく、ピアノから始めさせました。まあ、それはそれでよかったのですが、どうしても頭の中がピアノの音程がまだまだ支配していて、私がとる第三音はいつも高いんです。と言っても田舎町に、ヨーロッパみたいな教会があって、毎週教会に行けば素晴らしい音程の付属合唱団があるとかだったら、もっと正しい音程感覚が身についたのかもしれませんが、いくら隠れキリシタンの街長崎、しかもキリシタン大名大村純忠の大村藩出身とはいえ、そんな環境はありませんでしたので(笑)これから頑張るしかありません。思い立ったその日が、自分にとっては一番若い一日なんですから、これからがんばります。

演奏会は、何度も何度も内声の絶妙な動きにゾクゾクっと鳥肌が立ちました。確かにこの音程気持ちいい。と思うのですが、自分ではきっと取れないだろうなとか、色んなことを思いながら聴きました。10人しかいないのに、すごい豊かな響きなんです。自然に上手に響かせると10人で十分なんだな。モーツアルトが門外不出の秘曲を耳コピしたってエピソードで有名な『ミゼレーレ』も歌ってくれました。2階バルコニーと舞台とオルガンの前と3方に分かれて歌う効果にびっくり。思わず田舎者なので後ろ振り向いたりして。どなたかが、ざわざわと振り向くのはやめて欲しい。ってツイートされて、反省反省。(笑)

会場は一階はほぼ満席、終わったらスタンディングオベーションで、へええ合唱好きってこんなにたくさんいるんだなあって、私はちょっとそれにも感動しました。ママさんコーラスとか、グリークラブとか日本は盛んだから、そういう趣味でやってる人も聴きにきてるんだろうな。いやあ、これは是非合唱やってる人には聴いて欲しいって思いました。辛口の夫は、「学校の合唱の授業は大きな口を開けて、大きな声でとか不自然な歌い方してて、なんじゃこりゃ。合唱は興味ないな。」って思っていたそうですが、タリスを聴いたら、「ステレオじゃわからない生の素晴らしさがあった。歌は是非ライブがいいね」って言ってました。歌もこれからは聴きに行こうってことになりましたが、何もかも手を出すと、うちは火の車になってしまうかもしれません。(笑)

音楽の基本はピアノじゃなくて、声楽。みんな人の声にいかに近づけるかって、頑張って表現を追求してきたってことを、再確認した演奏会でした。あの日から毎日NAXOSでタリスのミゼレーレ聴いてます。この音程が自分の中で基本位置になりますように。

帰りは、偶然行きの電車が一緒で遭遇した姉弟子様と「だん家」でビール飲んで帰りました。

ビール

英国御用達のビールとか、ピルスナーウルケルとか、ベルギーのホワイトビールとか飲みました。

いか

 

イカのオーブン焼きは感動の美味しさだった。

 

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